四国にお住まいのO氏のお宅は、神社の参道に面した静かな場所にある新築2階建て。 その個性豊かな家は、材料から施工法に至るまですべてO氏がご自分で設計・指示されたというプロ顔負けのこだわりの家。 2階にある約12畳のプライベートルームに3管プロジェクターを設置し、ドルビーデジタル5.1ch DVDシアターを楽しまれています。
そこへ今回、シアターサウンドはもちろん、基本となるピュアオーディオ2ch のクオリティを大幅に向上するために、NIRO1000 IntegratedEngine を導入することになりました。
プライベートルームの天井は床と平行ではなく山形で、一番高い部分が 4m 近くもあり、左右の壁も非対称で定在波対策等、音響的にかなり有利な設計になっているのは、さすがこだわり派のO氏です。
早速 IntegratedEngine を運び込み、ピュアオーディオ系とシアターサウンド系をそれぞれ独立して接続し、ひとまず仮のセッティングということで試聴開始。
まずは単純に接続しただけの状態にも関わらず、NIRO1000 IntegratedEngine と AC1000R(アクシス製リファレンスACケーブル)という究極の組み合わせに、シアター用の小口径スピーカー B&W Matrix HTM (Inner Tune) が鳴っているとは到底思えないほどパワフルな低音が部屋中に鳴り響く。 その迫力に「これはスゴイ…」と思わず呆然とするO氏。
そこからリファレンスチップを駆使して本格的に機器のセッティングを追い込んでいくと、低域がさらに締まり中高域が艶やかになり、自然で立体的な音場が目の前に広がる。 チェックでかけたCDのスピード感あふれるドラムに続いて大太鼓が響き渡ると、別のウーファーがさらにあるのかと思うほどの変化に、我々スタッフも「完璧にドライブされるとこうなるのか!」と感心してしまうほど。
最後にシアター系のフロントとセンター,リアのボリューム等のバランスを再調整し、セッティングがすべて完了。CDをプレイすると、AC1000R のエージングも効いてきて、目の前で生々しくピアノとサックスのセッションが展開される! 「NIRO1000 IntegratedEngine の実力は、はっきり言って私の予想を遥かに超えるものです!このアンプを選んだ感性に間違いはありませんでした。」と、大満足のO氏でした。