職業柄、精密機械に詳しいＹ氏は、NIRO1000 IntegratedEngine を見た瞬間、「全く凄いデザインですね。なんでこんな発想がでるのか、ちょっと信じられません。」と、感心することしきり。 しかも９０万円という値段を聞いて「ホントですか！この造りからすると、どう考えても１５０万円はするのでは？！」と驚きつつ、試聴すると同時にすかさず「これは文句なく買いでしょう！」と IntegratedEngine を導入されることになりました。
Ｙ氏宅は静かな宅地の一画にある庭付き一戸建てで、リスニングルームは約６畳ほど。 その部屋の中に数多くの機器がところせましと並べられており、機器の配置を最初からやり直すことに。
今までステレオアンプをブリッジング接続し片ch 700W ものモノラルアンプとして使用していたため、NIRO1000 IntegratedEngine の導入に伴いスペースが有効に活用でき、以前よりも機器がスッキリと収まる。 機器の量から考えると予想以上の短時間でセッティングが完了し、いよいよ音出し。
Ｙ氏の B&W Silver Signature Custom Gold はネットワークをノーマルケーブルからフルチューニングされており、IntegratedEngine で完全にドライブされた音はまるでフロアー型の大口径スピーカーのような迫力のあるサウンド。「これだけの音が出てくるなんて信じられない！」と、そのありあまるドライブ力の凄さに驚きの声をあげるＹ氏。
「考えてみれば PowerEngine と ControlEngine のそれぞれの長所を受け継いでワンボディに仕上げているのだから、まさに理論的な性能と実際の性能とが一致している凄いアンプだということはある程度理解はしていましたが、アンプはパワーではなくドライブ力なんですね。」 と、Ｙ氏が語っている間にも一段とエージングが進み、よりいっそう艶やかな音楽が流れ始め、「それにしてもスゴイ！本当に買って良かったです。」と、大喜びのＹ氏でした。