のどかな山際にお住まいのS氏は、ピュアオーディオと5.1ch ホームシアターを同時に楽しまれており、 今回はあの話題の「NIRO1000 IntegratedEngine」で B&W Matrix802 をドライブ、ピュアオーディオとシアターのフロント2ch を使いわけて鳴らします。
約束の時間に到着するや否や満面の笑みで出迎えてくれたS氏は、今日と言う日を首を長くして待っていらっしゃったご様子。 早速セッティングに取りかかると、箱から取り出された IntegratedEngine を見て、「これですよ、コレ!この斬新かつ独創的なデザインがたまらないんですよね。」と、歓喜の声をあげるS氏。
ピュアオーディオとシアターサウンドをそれぞれ独立させ、バランスよく融合するために、まずはピュアオーディオ系の2ch をセット。機器のポジショニングからワイヤリングまで、全ての面に配慮し慎重に作業する。
次にシアターサウンド系についても細心の注意を払い結線。最後に音量レベルやディレイタイムといったバランス調整まで完璧に設定し、一切妥協のないセッティングを短時間で終了。そしていよいよ音出しへ。
艶やかで伸びがある中高域に加え、身体の芯まで響く低域。エージングもまだまだというのに、専用スタンド,FLB-II スピーカーベース,内部配線も改造のフルチューニング Matrix802 から奏でられる音楽は背筋がゾクッとするほど美しく、その音楽に魅了され呆然と立ち尽くすS氏。 「こんな音楽は初めて体験しました。感動です。この感動をどう表現して良いのか…全く言葉になりません。」と、ますますエージングが効いて凄さを増すばかりの NIRO1000 IntegratedEngine の音に言葉を失ってしまったS氏でした。