今回お伺いするN氏は、B&W Nautilus801 にノーチラスシリーズオーナー必携のアイテム COPPERHEAD Nautilus Equalizer を装着されており、 「Nautilus801 を鳴らしきるためには NIRO1000 が必要ですよ。」というアドバイスをしていたのですが、ついに NIRO1000 PowerEngine ST の導入を決意されました。
リフォームしたばかりの約20畳のリスニングルームにはシルクの絨毯が敷かれ、数々の彫刻や絵画が飾られており、とても上品な雰囲気。 音質の面において一切妥協しないのはもちろんのこと、部屋の雰囲気を壊さないことにも細心の注意を払います。 床はかなり丈夫なフローリング仕上げですが、スピーカーを設置するにあたり部屋の条件が左右で異なるため、 Nautilus 801 専用スペシャルスタンド『F−1』とフロアベース『FLB-U-L』という、その部屋の影響を最小限に押さえ、 一切エネルギーを損なうことのない、まったく理想的な音響特性を作り出す必須のツールを駆使し、 Nautilus801 をリスニングポジションに対して完璧な位置にセット。部屋の中に Nautilus801 が溶け込んでいき、グッと引き締まって見えます。
キャスター付ベースおよび特注L型アングル台を駆使して NIRO1000 PowerEngine ST のセットに取り掛かる。 PowerEngine ST の放熱、機器同士のワイヤリング、スピーカーと部屋に対するポジショニング等すべてを計算に入れながら、迅速かつ慎重にセッティングを完了させ、いよいよ音出しに。
Nautilus801 からリスニングルーム全体に響き渡る心地良いウッドベースと、どこまでも伸びのあるバイオリンの音色に、 「正直言って驚きました。今までの Nautilus801 とはまるで別物ですね。NIRO によってコントロールされた圧倒的な制動力で Nautilus801 の 38cm ウーファーが完全に制御され、 低域のもたつきが解消されたばかりか中高域とのつながりも完璧です。」と、落ち着いた口調の中にも感動と興奮が隠しきれず、とても嬉しそうに話すN氏。
最後に「あまりにも音の変化が凄いので、今日は徹底的にとっておきの音楽を聴きまくります。今夜は徹夜になりそうです。」という言葉をきいて帰路につきました。