• その３

本日 NIRO1000 PowerEngine ST と NIRO1000 ControlEngine をセットで納品するＮ氏のお宅は、騒々しい表通りから一本通りを隔てた閑静なたたずまいの一画にある素晴らしい一軒家で、 リスニングルーム（約８畳）は２階にあり、いつもキレイでお洒落な感じ。B&W Silver Signature 25 Custom Gold がまるでインテリアの様にマッチングしています。

「今日はステレオパワーとコントロールを同時にセッティングだ！」と、気合いを入れつつ十分に筋肉をほぐすギャラリースタッフ。 いつもは "鉄人" と呼ばれていても、やはり人の子なのです。（ただし、オーディオに関してはもちろん "鉄人" です！）

納品日を心待ちにしていたＮ氏は、自分でオーディオラックを製作するほどのこだわり派。PowerEngine ST 専用の台も製作し、その下には SS-25 のセパレートネットワークが入るという絶妙な工夫が施されています。

合計 120kg オーバーの重量をものともせず、いつもの手順で PowerEngine ST と ControlEngine を手際良くセッティング。氏のねらった設計通り、アンプとセパレートネットワークとが最短距離で結線され、自作ラックとの相性も良く、他の機器との結線もスムースに進み、セッティングは上々。

早速スイッチオン。インジケーターはレッド。それからの 60 秒、内部バイアスを徐々に上げ、内部動作を安定にもってゆく。その間の待ち遠しいこと…。インジケーターがグリーンに変わり、スタンバイＯＫ。 いきなり SS-25 シグネチャーから今まで聴いたことがないウッドベースの心地よい音が部屋全体に鳴り響きました。あまりのスムースさ，鳴りっぷりに、一同感心。

こだわり派のＮ氏から「決して安くはないが、このアンプには夢がある。これからも NIRO と共に夢を追いつづけたい。」との評価をいただき、 我々ギャラリースタッフも、改めて "NIRO" の素晴らしさを再認識したのでした。