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便利さと自然
 便利さとは何でしょう? 生活に必要な物資や交通手段、医療施設が整っている事・・・要するに必要とする物が如何に簡単に手に入るかと言う事だと思います。 その為の施設や整備が進むと、おのずと自然が無くなる?そんな相反する関係になってしまします。 そうなると無性に自然が恋しくなる?人間はわがままな動物だから、無いものを欲しがる?そんな単純な問題ではなさそうです。 生命のあるもの全てが生まれたままの原点に戻ろうとするのは、しごく単純な摂理ですしかし、現代において、この相反する便利さと自然を両方確保できる事は難しくありません。例えば少し位離れていても車があります。どこにいても、インターネットで買い物が出来ます。勿論、通信回線とパソコンがあれば高度な仕事も出来ます。 すばらしい世の中になりました。今でこそ、現実に自然の中で暮らす事ができるかも知れません。
石碑とお墓
石碑1「愛宕宮」 
私達の扱っている山林物件の近くに「愛宕宮」と彫られた石碑?があります。お客様をご案内する時に必ず質問される事ですし、自分達も知っていなくてはなりません。地元の人への聞きこみや文献を調べるといろんな事が分かります。要約するとこれは全国各地に分布する愛宕神社(本源は京都市愛宕町の愛宕山、山頂にあります)が由来です。古くから愛宕権現の名で呼ばれ、疫神疫病・火難除けの守護神として親しまれています従って敬遠するどころか、守護神が近くにある事はとっても有り難い事だと思いませんか?
お墓について
岡山県の特異的な事なのかも知れませんが、私達が良いと思う場所にはとにかくお墓が多いのです。平坦な土地は水田、山すそに居宅や畑、山の中腹や山頂付近にお墓と言うのが、田舎の常識的な配置の様です。 特に高台の日当たりの良い場所を選んで墓地にする傾向があります。問題は、お墓の位置や向き、現況が許せる範囲か否かと言う事です。 例えば、自分が使いたい敷地から見えない事。開けている方向に墓が無い事。持主によって管理されている事。墓への進入路がきちんと確保されている事。 当然ですが該当物件内に位置しない事等がクリアできれば、感覚的にも納得できると思います。・・・・と地元の方もおっしゃっておりました
地元にとけ込む
田舎で暮らす時に最も心配なのが「地域の人ととうまくやって行けるか?」と言う事ではないでしょうか?お客様の多くは、集落のはずれで周囲に民家の無い場所を希望されます。 余り近隣に干渉されずに自由気ままに生きたいと思う反面、自分たちが必要とする範囲で地元の仲間に入りたい・・自分勝手な発想なのかも知れません?しかし、これは難しい事ではないのです。 どんな組織にも約束事や決まり事があります。それを守る事で90%はクリア出来ますもう一つ、田舎では挨拶が当たり前に出来ます。「おはようございます」「こんにちは」その程度ですが、とても重要な事です。 これが出来てほぼ98%その先は自分がとけ込みたい量だけ、入って行けば良いのです。当然、集落によって特性は異なりますので、その先は人間性が自然に決めます。 人付き合いの苦手な人、嫌いな人は自然にある距離ができますし、人付き合いの好きな人には沢山の人が寄ってきます。 人間と人間の付合いにおいて、都会だから、田舎だからと言う区別はありません。 但し、田舎は集団意識が強い事も事実です。だから、神社の掃除や草刈などはみんなの共同作業が当たり前ですし、冠婚葬祭も自分達で・・・と言う意識は都会よりあるでしょう。でもこれが田舎の良い所でもあるのです。それも含めて田舎を楽しみましょう! 現に私も静岡で育ち、現在岡山に住みますが、自分の経験からも自信を持って断言できます。
精神と肉体
 田舎にいると精神的に安定しストレスが減る?イコール体調も良くなると言われます。自由な時間の中で、きれいな空気と美味しい水、小鳥のさえずりと一緒に暮らしたら、確かに体調に悪いはずがありません。 もう一つ、大事な事があります。夢を抱いて、希望を持ち、新しい生活環境に飛びこもうとするその事が、大きな活力となる様に思えます。 緩んだ精神状態の中では、肉体も活力を保てなくなるでしょう。最高の環境の中で自分自身で目標を作り、常に夢を見る。小さな事で良いのです。 私の知人に90歳を超えて現役で不動産業を続けている人がいます。車の運転すらしないが、目は輝き、背筋はピンとして、セールストークも驚くほどです。幾つになっても精神的な張りと意欲が続く限り、肉体もついて来る?そんな様にも見えるのです。 だから、田舎物件を手に入れて、そこで暮らす事は手段なのかも知れません。その環境のなかで何時も新しい目標や目的を持てたら、それが本物の田舎暮らしと言えるのではないでしょうか?
自然還元式トイレ
私の友人で、全てが自然志向の人間がいます。最近新築したのですが、お風呂は勿論、薪を使い、なんとトイレは自然還元式と言われる初めて目にした方式のものです。都会で使用するのはとても無理ですが、田舎でたっぷり土地がある場所なら十分利用可能ですし、施工費もランニングコストも安いのです。更に、簡易水洗と同等の使用感ですから、言う事無し?そんな装置をご紹介します。 リンフォース販売鰍フアグリレットと言う製品です。原理は単純です。土中の微生物の力で分解し、きれいな水にして、蒸発、地下浸透により自然に戻します。固形物は量によって数年に一度汲取る必要があります。 信じられない方法なのですが、実際に拝見すると、臭いもほとんど無く、ポットン便所とは比較にならない程、清潔感があります。 中古ですが、手に入りましたのであいたん村にて、実際に使用する事にしました。 h17年8月から稼動開始。 連載レポート
草刈り
草刈、都会では経験する事すらないでしょう? 草刈機の使い方知ってますか?? 田舎の広い土地を管理するには、まず、草刈の達人になる事が必須です。春から、夏にかけて草の勢いは想像を超えます。特に梅雨の時期などは、草を刈って後ろを振り返るともう新しい草が生えてくる??そんな表現さえ納得してしまう程の勢いなんです。 でも、慣れてしまえば、簡単な作業ですし、結構楽しくてはまってしまいます?更に、刈った草は乾燥させて肥料になるし、燃やすときの匂いはなんとも田舎〜って感じで私はとっても好きです。 この、草刈にもテクニックがあります。右から左に刈ること、少し左を低くなるように傾けて、草をなぎ倒す様に・・石は大敵ですから、その存在を察知しつつ・・・可能な限り短く、虎刈りにならない様に・・・・
時間の管理
 都会では?と言うより、社会人である限り、みんな少なからずとも分単位の時間に追われて仕事をしているはずです。当然、それが社会の秩序を守りますし、仕事の効率も維持、向上できるのです。 でも、そんな世界で生活する人間にとって、例えば太陽が昇れば起きる、暗くなれば寝る、雨が降ったら休み、天気が良ければ働く・・そして自分の行動は自分が決める?・・・昔話の様な世界かもしれませんが、そんな夢を見た事はありませんか? 確かに田舎に移住する人は定年後の人が多く、ビジネスの最前線にいないから出きる事かも知れません。・・・でも、これからは違ってくるでしょう。SOHOで生計を立てている人も増えてきました。 高度なビジネスと農業を兼業できる時代がすぐそこまで、来ているかもしれません