MK23 MTVR with APK 　(Trumpeter No.01080) 　(+LiveResin LRE35230) 　(+DEF.MODEL DW35049)

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海兵隊の戦術トラックMTVRの増加装甲仕様を製作しました。 昔ながらのボンネットスタイルですが過去製作のFMTVよりも凝った作りになっていて結構楽しみにしていた車両です。 キットはトランぺッターなので相変わらずトラップが多くまじめに付き合うと疲れます。 ある程度は妥協しつつ気になるところをアップデートしました。 シャシーは素組ですがTAK-4サスペンションはこのキット最大の難所ですね。 左右独立懸架で部品が細かく分割されているのでこれといった組んでいく際の基準点がなく、アライメントがきれいに揃えられませんでした。 タイヤは装甲付きの重量感を演出する為、DEFモデルの自重変形タイプに履き替えています。 ディテールアップとしてに目立つホース類の追加も行いました。 装甲キャビンは背面とフェンダー内の装甲が再現されていないのでこれらをプラ板でスクラッチ、窓は厚みのせいで歪がひどいので研磨して面修正しました。 銃座は問題点があった訳ではないんですがお気に入りのライブレジン製に換装しています。 カーゴスペースは屋根のキャンバスを付けたかったのですが造形が気に入らず露天仕様に、後部の梯子は収納形態に組み替えています。 後は実車の写真を見て気になった独特の角断面の牽引具とキャビン後ろの対IED装置をスクラッチして装着しました。 対IED装置はCVRJ型を再現しましたがこのドームタイプのアンテナとの組み合わせが正しいかはちょっと疑問が残ります。 塗装はNATO迷彩をベースに追加装備分がグリーンサンドカラーの組み合わせです。 キツめのウェザリングで仕上げているのでそれぞれの色がうまく馴染んているかと思います。 ウェザリングを始めてからデカールを貼り忘れていたのに気が付き、途中で貼り付けをしましたがきれいに馴染ませられずここは失敗しました。 迷彩パターンは当然ながら実車のパターンを優先していますが、困るのがマーキングのパターンです。 3色のうち黒色部分に掛かるマーキングは緑に反転するのですが、デカールのパターンは変えられないのでおかしくならない程度にマーキングの位置と迷彩のパターンを近づけます。 緑と黒の両方のマーキングデカールがあれば自由に組み合わせられるんですが。 これまでも色々なトラックを製作しましたが増加装甲分を差し引いても7トンクラスの車格と先述の複雑なTAK-4サスペンションで非常に存在感のある車両です。 製作はかなり苦労した部類ですが、イメージ通りの仕上がりでとても満足しています。 (製作 2022年)