■■『8人の女たち』■■ 2002.12.26
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フランソワ・オゾン・・・・。
「私の嫌いな監督」に、ほぼ当確。
ちょうど1ヶ月ほど前に観た『まぼろし』が、どうしようもなくつまんなかったので、リベンジつもりで臨んだ。
が、やはり、ダメであった。
見た目の肌触りはいいのかもしれない。
でも、実際に触れてみると、ザラザラ。不快。
おまけに、内部はとんでもなく冷たいものが潜んでいるかのようでひんやり薄ら寒い。
観ている最中、ずっとそんな感覚だった。
ラスト。
確信した。
これは、紛れもなく『まぼろし』と同じ路線上にあり、しかもあれより性質が悪い。
最悪なのは、それとほとんど同質のものを自分が持ち合わせているということ。
冷たくて孤独な闇。
忌むべきものなのに抵抗することもなく、諦め屈服している。
豪華な女優や華麗な衣装で飾ってみても、醜い腐臭が漂ってくる。
・・・・こんな、映画、観たくない。
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