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下津井の魚

下津井の魚は激しい潮流にもまれて身が引き締まっているのが特徴です。
変化に富んだ地形から漁場も多く、毎日たくさんの太公望が訪れています。

下津井で代表的な魚はメバル、ママカリ、タコなどがありますが、私が子供のころには
干ダコ、干しイカナゴ、干しわかめ等の風景を至るところでみかけました。

イベント
日程 行事 主催 場所
第2日曜 朝市 下津井漁協 祇園神社付近湾岸道路沿い
第3日曜 朝市 第一田ノ浦吹上漁協 田ノ浦港湾岸道路沿い

第一田ノ浦吹上漁協組合長の児玉さんの話から四季の魚

下津井近海の魚

メモ
1月 メバル、ゲタ、イイダコ、
チヌ、ヒラメ、貝柱アナゴ、
カレイ、ワカメ、ウニ、のり
春先の磯魚の代表です。下津井沖で取れるメバルには
赤メバルと黒メバルの2種類がいます。深い所に住んで
色が赤く厳つい顔をしているのが赤メバルです。浅い所
で取れて目が大きくてやや平たくて色は黒いのが黒メ
バルです。煮付けにするとおいしいです。
2月 イイダコ、貝柱、ゲタ、チヌ、
ヒラメ、ウニアナゴ、カレイ、
ワカメ、ナマコ、サザエ、
のり
その名の通り頭の中に飯粒の様な卵をぎっしり持った
イイダコは瀬戸内の冬の味を演出します。イイダコは11月
頃から底引き網で取れますが、イイを持っている時が
一番おいしいです。里芋などと炊き合わせるとうまい
ダシがでてとてもおいしいです。
3月 メバル、イイダコ、ゲタ、
チヌ、アナゴ、カレイ、のり
、ヒラメ、ワカメ、貝柱、
ナマコ、サザエ、イカナゴ、
イカナゴは冷たい水を好むので暖かくなると夏眠する性質があります。春の気配が広がるとともにまたたくまに
太ってきます。生まれたての稚魚でさえこの末には食用
になります。大きいイカナゴをふるせと言って釜上げにしたり、醤油で煮付けたり焼いたりします。また小さいのは
(かな)釜上げにして三杯酢にして食べるとおいしいです
4月 タイ、サワラ、フグ、マイカ、
ヨソギ、メバル、ゲタ
イイダコ、チヌ、アナゴ、
カレイ、ヒラメ、貝柱、エビ
ワカメ、サザエ、新子
この時期になると春の魚たちが、産卵のために内海に
入ってきます。代表的なのはタイ、サワラ、フグ、マイカ
などです。タイは魚の王様と言われますが、その中でも
明石ダイについで下津井ダイです。春のタイを桜ダイと
呼ぶのは、姿形が華やかで桜色に輝くところからと桜
前線が通過するする頃に、産卵のために入り始めると
いう季節感によります。
5月 タイ、フグ、マイカ、サワラ、
ヨソギ、メバル、ゲタ
チヌ、アナゴ、カレイ、
ヒラメ、エビ、サザエ
サワラは焼き魚専用に思われていますが新鮮なものは
刺身にするとなかなかの味です。腹の中に子が入って
いたら、眞子は煮物に、白子は塩焼きか湯ぶきにして、
ポン酢でいただきます。残りの身を切り身にし、冷蔵庫
で30分ねかせ、これを焼物にするわけですが、その日
に食べるなら塩焼き、翌日なら柚庵ずけ、翌々日なら
味噌づけ焼きという風に使い分けます.
6月 サワラ、タコ、チヌ、アナゴ、
カレイ、メバル、ゲタ、
エビ、ベラ、スズキ、サザエ、
マナガツオ、
関西以西では初夏を旬とするものにマコガレイがあり
ます。下津井沖で取れるカレイは活け物が中心で大き
いものは薄くそぎ造りにした刺身にできますし、小さめ
の物は空揚げにむきます。マコガレイのうまさは煮付け
にありといわれ一匹づけになる手のひら大のものをうす
味で仕上げたいものです。
7月 マナガツオ、タコ、アナゴ、
チヌ、エビ、カレイ、メバル、
ベラ、スズキ、タナゴ
ようやく下津井ダコのおいしい季節がやってきました。
タコの刺身にしたり、皮やイボを酢の物にしたり、天ぷら
、空揚げにもします。そして、足を薄く切って、からし味噌
で食べてもよく、小さいタコは足を一本ずつ切り離して
煮付けにするととてもおいしいです。梅雨が上がると
マナガツオが水揚げされます。白身であっさりとして刺身
、つけ焼き、酢の物、味噌漬といろいろ料理できます。
8月 マナガツオ、タコ、チヌ、
アナゴ、カレイ、エビ
ベラ、スズキ、アコウ、
タナゴ、サザエ、カニ
白身で淡白な味のスズキはあらいが一番です。
アコウもあらい、煮付けにすると最高です。
ベラは下津井ではギザミといわれ、赤.青と二種類あり
ます。ベラも塩焼きにするとアユに負けないうまさです。
9月 マナガツオ、エビ、チヌ、
アナゴ、カレイ、サザエ
カニ、タナゴ
秋のチヌは鍋が割れるほどうまいのたとえから、旧8月
の鍋割チヌといわれています。調理方法はさまざまで
すが、味も姿も損なわないのは何といっても塩焼きです。
炭火で焼くのが一番ですが、きれいに焼くのは大変難
しく特に鮮度の良いものはくずれやすいので熟練を要し
ます。煮付けにしてもおいしいです。
10月 カニ、タコ、メバル、ゲタ、
アナゴ、チヌ、カレイ、エビ、
ベラ、サザエ、イイダコ、
タイ子、ニス、イカ
秋から冬の主役はガザミ(ワタリガニ)です。
冷凍ものの時は身に含まれる水気を抜くため熱湯に塩
と酢を少し加えて茹でます。カニは茹でる時には水から
茹でてください。茹でる時間は約30分位で卵を持って
いるカニは卵が固まるまで茹でます。何よりも大切な
のはカニミソで卵はもとより得たいの知れない緑っぽい
スープも捨てがたいものです。焼きガニは切りさばいて
塩をし身が固まる寸前まで焼きます。甲羅のはぜた香り
とカニの身が好ましく新鮮な地物に限る楽しみです。
11月 アナゴ、タコ、カニ、ゲタ、
チィヌ、カレイ、メバル
エビ、ヒラメ、サザエ、
イイダコ、ナマコ、ウニ、
のり
魚には思ったほど早く成長するものがあります。中でも
アナゴは成長が早く、一年の内でこの月が一番多く
取れます。アナゴはウナギよりあっさりしていて天婦羅
蒲焼、白焼き、蒸し物などです。アナゴ料理は開きから
始まります。ウナギと同様に頭にクイを打ち背中から
開いて背骨を取り外しますが、生きているのを処理した
ほうがおいしいので、魚屋さんが開いたものを求める
のが得策でしょう。
12月 貝柱、アナゴ、カニ、ゲタ、
メバル、エビ、ヒラメ
ナマコ、イイダコ、チヌ、
ウニ、サザエ、のり
12月1日からタイラギ貝(タチ貝)、ミルクイ貝の潜水器
漁業が解禁になります。タイラギ貝は生ものであれば
塩水で洗い薄く刺身にしたり3ミリ位に切ったものをフラ
イにしたり、塩焼きにしたりと、いろいろな料理方法があ
ります。正月料理にかかせないのがナマコです。
日本三大珍味の一つに数えられるコノワタはナマコの腸
の塩漬です。腸は中身をしごきだし、塩でもみ洗いをして
ぬめりを取り塩漬にします。身のほうも塩をしますが、
素手だといつまでもぬるぬるするので、ざるに入れて振る
ようにしてぬめりを取り軽くすすぎます。あと2ミリ位に薄く
切り、食べる前に柚の皮を刻んで入れた酢と合わせ、
おろし大根を加えます。好みで一味とうがらしをきかせ
てもおいしいでしょう。

輸入、養殖の魚

輸出国 魚種
ニュウジーランド タイ
ノルウェー サバ、キングサーモン
韓国 カニ、アナゴ、タコ、サザエ、赤貝、毛ガニ
中国 サワラ、シャコ、カニ
インドネシア、タイ ブラックタイガー、イカ
モロッコ 冷凍ダコ
南アフリカ、チリ イカ
アメリカ ウニ、マグロ
台湾 ウナギ、車エビ、マグロ

養殖のハマチは天然のハマチに比べると体長の割には、ふっくらと太っています。
タイは近年の養殖技術の発達で天然ものより赤みが濃いくなっています。
ヒラメはひっくり返すと腹個が真っ白なのが天然で、黒い斑点があるのが養殖ものです。
クロメバルは、黒い色がいっそう黒くて太っているのが養殖ものです。

出世魚

   すずき    せいご>せい>せいばね>はね>すずき
   ちぬ     ちぬご>一才>ニ才>三才>はんばく>にんか>大ちぬ
   ぼら     あしなべ>いな>ぼら>とど
   ぶり     はまち>めじろ>ぶり

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