政治がよくなければ平和も守れない
インドとパキスタンが相次いで核実験を行いました。どちらも、祖国を防衛するためという理由で。両国は以前から領地問題で対立し、核保有疑惑が持たれていました。私は、理屈抜きで核実験には反対です。
また、「国を護る」という言葉はいつの軍備拡張にも使われます。でもその軍備が国を護るのでなく破滅に導いたり、国ではなく一部の人だけを守るためにしか使われなかったことも歴史の事実です。歴史とか教育とか言うのは、そうした事実を知って、過ちを繰り返さないためのものだと思います。世界大戦を2回も経験し、平和の尊さを人類は知り尽くしているはずなのに、なんとも情けない気持ちがします。政治が無力なのでしょうか。何をやっても政治は変わらないのでしょうか。しかし、あきらめたらそこでお終いです。
「あきらめないで参加民主主義を求める市民の会」こんな会がかつてありました。菅 直人さんが落選を繰り返していたころのグループの名前です。文字どおり「あきらめない」から、今の菅さんがあります。日本の政治に必要なのは、そんな人材ではないでしょうか。自民党だけがのさばる政界に、「それではだめだ。」という声を出すことが出来る政治家。官僚が自分勝手な政治をしていたら、「何をしているんだ。政治は誰のためにあると思っているんだ。」と、声を荒らげる政治家がいなくてはなりません。「イラ菅」、大歓迎です。
私は、菅さんが代表の民主党に期待しています。「菅 直人を首相に」の運動にも協力しています。同時に、菅さんを本気で支える江田五月を応援します。皆さんのご理解をお願いします。
98/06/05 市議会議員 羽場頼三郎