98/07/05

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官僚が支配する社会を変えるチャンス

 参議院選挙の投票日が、12日と迫りました。かつてと違い宣伝カーが制限されたせいか、街が静かなので選挙気分が盛り上がらないようです。投票率も低下が懸念されています。場合によっては40%台の前半かもしれないとマスコミなどでは見ています。

 有権者が権利を行使しないで、日本が良くなるはずはありません。より良い人を選んで代表者にすることで、この日本の民主主義の社会が成り立っています。棄権が何か恰好が良いことのように、特に若い人が、思っていたとしたら大きな間違いです。日本の国の制度や方針を政治の場で決めているからです。たとえば税金をいくらにするか、その税金をどう使うのかもすべて選挙された人々が決めていることはいうまでもありません。

 私の友人でもあり、在日党の李英和さんが「税金を収めていても、その他の義務を果たしていても、在日韓国人や朝鮮人などの在日外国人には参政権が認められていない。そのための不便やもどかしさは口では言い表せないほどです。それなのに平気で棄権するなんて。」といった趣旨のことをいわれていました。「権利の上に眠るものは保護されない」とは学生時代に法律を勉強した際に習った言葉ですが、つい思い出されました。若い人たちはこれらの言葉をどう受け止めるのでしょう。

 さて、岡山選挙区には8人の候補者が乱立しています。有権者には選択肢が多いのでもっと関心を持たれてよいはずです。これからの6年間を託す人であり、今の自民党の「官僚がコントロール」する政治が続くか、菅直人さんが言う「官僚をコントロールする」政治が出来るかが問われている大切な選挙です。ぜひ、投票に行きましょう。

98/07/05 岡山市議会議員 羽場頼三郎


98/07/05

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