97/06/05 |
新・副議長が市民クラブから 羽場が議会運営副委員長になど
6月9日に行われた議会の選挙で、私が所属する市民クラブの楠木忠司さんが新しい副議長に選ばれました。福原前副議長が辞任されたあとを受けての選挙でしたが、次のように圧倒的に多数の支持を受けました。
楠木忠司 50歳(市民クラブ) 39票
辻野喬雄 64歳(共産党) 5票
吉本喜一 57歳(岡山21クラブ) 4票
所属している会派から副議長を出したのは初めての上、なったばかりの議会運営委員なのに、慣行に従って副委員長に選ばれたりして、とまどっています。公平で合理的な議会の運営に努力するつもりです。
なお、この副議長選挙をきっかけに、新人会派の「岡山21クラブ」から大下隆章さんが抜けられて無所属になり、同クラブは準会派の扱いを受けることになりました。代表質問の時間が40分になり、議運の正式メンバーから外され、大下さんも市議会広報の副委員長を降りられるなど、議会の構成に変化が出ました。
初めて文教委員になりました
岡山市議会には6つの常任委員会があり、議案などの審査をします。私はこれまで衛生水道(現在は環境消防水道)、総務、保健福祉の各委員をつとめましたが、教育委員会に関する議案を審査する文教委員会にははじめて属します。同時に、図書館運営協議会の委員にもなりました。
子供たちの制服、給食、公民館、文化財といったこれまで議会で取り上げてきた問題がもっと深く議論できるのではないかと、期待しています。
特別委員会では「行財政改革」に
今までの特別委員会はすべて無くなり、あらたに、○岡山国体・スポーツ振興 ○西部公園地区 ○都心活性化対策 ○行財政改革○歴史文化施設 ○市議会広報 の6委員会が設置されました。
私は行財政改革調査特別委員会のメンバーになりました。同じクラブの浅野秀孝さんが副委員長になられました。
全国でワーストワンの県ほどではないにしても、市も今年度の予算編成に見られるように、決してゆとりある財政状態ではありませんので、責任は重大です。
行革と言えば「議員定数削減」といった単純な話にならないように、しっかりとした調査と議論をしようと思っています。関心のある方のアドバイスをお待ちしています。
〔報告 羽場頼三郎〕
アンニョン ハシムニカ?と書き出しの手紙が来ました。友人で在日3世の金 明石さんが原告団の一人となっている「地方参政権を求める訴訟」で、訴えた中身を文章にしてあるものです。金さんの気持ちが良く理解できる内容なので、少し長いのですが何回かに分けて掲載します。
大阪市福島区 金 明石(きむ・みょんそく)
私たちの「地方参政権獲得運動」はまさに人類の自由と平等のための戦いなのです。『自由』とは、人に迷惑さえ掛けなければ何をしても良いということではないですね。また、責任がとれれば何をしてもよいということでもないでしょう。でなけりゃ、女子高生が援助交際する自由だって、子供が薬物中毒になる自由だって、極端な話、自殺する自由だってあることになってしまいます。 「自由」っていったい何でしょうか? 人が自由でないと一番感じるのは、自分が何かしたいことがあって、それをすることが正しいと判断したにもかかわらず、それができないときではないでしょうか。そこから考えて、もちろん自分や他人の人絹を尊重した上ですが、自分で正しいと判断したことができること、自分の生きざまを自分で決められること〜自己決定権、これこそが「自由」の本質だと思うんです。 民主主義って、自分たちのことは自分で決めるのが一番いいっていう主張でしょう。これ自己決定権のことですよね。その意味で参政権は私たちの社会的な自由を保証するものだと言えるのではないですか?ところが私たちにはこの日本社会において、それがまさに自分たち自身の問題であるにもかかわらず、その最終決定権が与えられていないのです。税金を納めているにもかかわらず、その使い道を決定する過程に参画できないでいます。 自分たちの子供が受けている教育についても、自分たちの親や将来の自分が受けるであろう高齢者福祉についても、それをどういう形どっていくのか一緒に考えて決めて行きたいと思っても、それができないでいるのです。 私たちが欲している地方参政権とは地方自治政治に参加する権利であって、まさに住民として自分たちのことは自分たちで意見を出し合い、そしてその最終決定権を持ちたいということなのです。私たちは、やさしいご主人様のいる「奴隷のアンクルトム」であることも、家出を決心する前の「人形の家のノラ」であり続けることも、きっぱりと拒否します。 私たちに自由を与えよ! |
97/06/05 |