99/04/05 |
県の要求で市民の負担が倍増か?(定例市議会の質問選から)
国体に関して岡山市の負担が倍増になるかもしれません。新市長が、「県との関係改善」を前面に打ち出していて、市の負担についても従来とは違った考え方を取ることを明らかにしているからです。
安宅前市長は「応分の負担」は当然とするものの、これまでの国体の開催県での前例を見るかぎりでは20%、県下での前例では25%という数字をあげていました。最近発表された県営グラウンドの改修費は101億円ということですから、約25億円までという考えでした。
しかし、新市長は「県都としての応分の負担」という言い方をしています。これまでの県の主張は折半、つまり50%ということのようですので、この主張を丸飲みすれば約50億円、倍額を負担するということです。
定例議会で、私は「負担の中身」を明らかにするように質問したのですが、答弁は国の補助や総額が明らかにならないのでという、納得の出来るものではありませんでした。それどころか、新市長派の中心的人物と思われる議員からは、「県が困っているんなら、出してやりゃあいいがな」という野次が飛んでいました。市長の腹は県の要求を呑むということかなと推測しました。
これに限らず、県は財政難を理由に福祉の面での負担を市に押しつけるなど、不当な圧力をかけてきていますので、これを許さない市民の声を集め、それをバックに「市民の立場に立った」姿勢を新市長に求めたいものです。
3月19日に開かれた文教委員会で、羽場委員が資料を要求したことが発端となって、教育長は近く「給食についての審議会」を開くことを表明しました。
委員会では、費用面で単独校が一食677円、センターが742円になっていることが注目されました。また、経費の内訳が平均681円、公費負担が422円、保護者負担(材料費)が260円であることから、最近の行革路線に沿った経費に関する議論が相当部分を占められていました。
しかし、羽場は以前から、給食について経費面での検討も必要だが、有機無農薬野菜の導入、遺伝子組み替え食品などにもっと関心を持つべきだと主張しています。環境ホルモンの溶出が不安な食器の交換についても道をつけました。審議会ではそれらを主要テーマに加えるべきだと考えています。さらに、審議会の市民傍聴を可能にし、資料も含めて情報を公開することが必要と教育委員会に強く要求しています。
読者サロン
○ドイツやオランダに習って、市街地へのマイカーの進入を規制して欲しい。商店街の活性化につながるし、環境にも当然良い。(古京町 T)
羽場 私も同感です。市にもっと働きかけて実現したいものです。
○ハコ物を造り、その維持に市税をつぎ込むような行政は絶対にやめてもらいたい。一部の業者が喜ぶだけである。(新保 S)
羽場 そのような市政にしないために、監視を強めたいと思います。
○自転車が安心して走れる道路が欲しい。高齢者が増えるということは、高齢者が運転する自動車と自転車が増えるということ。安全な道路の整備を急ぐべきだ。(海吉 T)
羽場 そのとおりです。高速道路よりも、日常使う道を整備すべきだと思います。
(1)弘西・南方・内山下・深抵の小学校の統合は歴史的文教の地である内山下にすべきだ。名称は「石山小」にしたら。
(2)後楽館中高は出石小の跡地を利用し、現在地は早く引き上げるべきだ。家賃なども高すぎるのでは。(西市 K)
羽場 参考にします。
○経費節減の折から、無駄な経費は省くこと。市職員に無料で支給するものが多いのではないか。民間と違いすぎる。(住吉町 S)
羽場 調査してみます。
建設中だった「南ふれあいセンター」が工事を終わりました。3月の末日にはオープンセレモニーが行われる予定です。
保健と福祉の総合サービスを可能にした、岡南地区はじめての施設です。高齢者デイサービス/共同作業所/機能回復訓練室/ホールや研修室などもあり、多目的に使えます。場所は福田ですが浦安・当新田との境に近く、新しい道も出来ています。
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