本日伺うK氏宅には、以前すでに NIRO1000 PowerEngine を4台納めており、B&W Matrix801 をバイアンプで駆動されているのですが、 今回さらに NIRO1000 ControlEngine を追加という凄まじさ!しかも、今夜10時からなんと皆既月食が始まるという。同規模の皆既月食が見られるのは、なんとこの先 1800 年後らしい。
K氏は、ControlEngine の到着を今か今かと心待ちにしていたらしく、約束の夕方に私達が到着すると同時に玄関先まで駆け出して、笑顔で迎えてくれました。
早速 ControlEngine を2階へ運び込み、箱を開けると「待ってました!」と言わんばかりのK氏の満足な顔がとても印象的でした。そしてセッティングを開始。 パワーエンジン4台にコントロールエンジンという初めての組み合わせに、我々ギャラリースタッフも NIRO1000 のことを知り尽くしているとはいえ、少々興奮気味。 さすがにK氏も総重量約 1t にも迫ろうかという現実に、少々不安な面持ち。 特製ラックを駆使し、ControlEngine を中心に考え機器を配置。互いの干渉を避け、かつ個々の特性を引き出すべく理想の状態に持っていくには、本当は至難の技なのです!
しかし、K氏は安心しきった様子で我々の作業を見守っている。 そして、いつも通りに手際よくセッティングを完了し、いよいよ NIRO1000 PowerEngine x4 と NIRO1000 ControlEngine がそろいぶみした瞬間、「あ〜なんという迫力だ!美しすぎる!!」
B&W Matrix801 が謳いあげる音楽に、しばらくの間放心状態だったK氏が「私の感性には狂いはなかった。NIROは私の宝物だ…」と語り始めたのは、すでに何曲も聴いてから。 本当にスピーカーが完全にドライブされると、新旧のモデルの差は全く問題にならないということを、今回の音を聴いて一同皆実感しました。 NIRO1000 PowerEngine x4 と NIRO1000 ControlEngine の共演は、それほど衝撃的でした。
私達は、世紀の天体ショー『皆既月食』と『NIROの素晴らしさ』を胸に、帰路についたのでした。
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