パウロ・コエーリョ
Book Review  bT.】  <2002/12/4>

「悪魔とプリン嬢」    パウロ・コエーリョ 著  

ブラジル’52紹介
 (タウン情報おかやま)より転載

 人は“善”なのか“悪”なのか
コエ−リョの衝撃作 「悪魔とプリン嬢」発刊。
世界30カ国で刊行、250万部突破の大ベストセラー 「悪魔とプリン嬢」。 人間の本質をえぐる話題の衝撃作、秋の夜長にじっくり読んでみては?



■三部作の完結編ついに発刊!
 世界中で大ベストセラーとなっているパウロ・コエーリョ著作の「悪魔とプリン嬢」が、9月25日、発刊された。
 今作により、ごく普通の人の人生の中の一週間に起こった事を扱った「ピエドラ川のほとりで私は泣いた」「ベロニカは死ぬことにした」へと続いたコエ−リョの「そして七日目には……」の三部作が完結。この三冊は、三部作と言っても、物語的な連続性はないので、独立した作品として楽しめる。前二作の中心的なテーマが“愛”、“死”であるのに対し、今作のテーマは“悪”が核となり、これまでの作品よりさらにシンプルな物語で、作品の力強さを感じられる秀作だ。

■悪魔が街にやってきた!!
 悪魔に取り憑かれ、金塊を背負った旅人が、山間の平和な田舎町ヴィスコを訪れた。 「条件さえ整えば、地球上のすべての人間がよろこんで悪をなす」という恐るべき仮説を実証するため、村で殺人が起きれば、金塊を町に提供すると提案。その提案に住人達の欲望が換気され―。  町で最初に旅人と知りあったのは、ホテルのバーで働く若い娘だった。田舎町の毎日にすっかり退屈していた彼女こそ、旅人の計画にどうしても必要な人物だった。そして、幸せを求める女に悪魔の囁きが…彼女の秘められた欲望が覚醒される!  果たして人間は本質的に善なのか悪なのか!? 異常なまでの緊張感で、人間の根本的な問題に迫る衝撃作。何を読もうか迷った時に、絶対おすすめの一冊だ。

パウロ・コエーリョ
 1947年ブラジル、リオデジャネイロ生まれ。世界中を旅した後に音楽とジャーナリズムの世界に入る。1987年、初の著書「星の巡礼」(角川文庫)を発表して注目を集め、88年に刊行した「アルケミスト」(角川文庫)が世界中で大ベストセラーになる。現在は、世界を旅しながら精力的に執筆活動を続けている。

■著:パウロ・コエーリョ
■訳:旦敬介
■定価:本体1500円
■発行・発売:角川書店


Book Review  bS.】  <2002/10/12>

「アメリカ・南米紀行」   アルベール・カミュ 著
新潮社 刊 (現在絶版です)


フェリーペ・中村 紹介


79年出版

アルベール・カミュ………アルジェリア出身、フランスで活動した実存主義的作家。

この「アメリカ・南米紀行」は、「異邦人」「シーシュポスの神話」「ペスト」等で有名な ノーベル文学賞作家A・カミュが、生前アメリカ大陸を旅行したときの日記をまとめた作品です。

北アメリカから南米大陸(チリ・ブラジル・アルゼンチン)への旅の記録が 生々しく綴られています。カミュはこの他にも、バイーアをテーマとした 作品も書いています。

興味ある人は探してみてください。 僕も、この本を
広島の古本屋で見つけた時、目からうろこが落ちました!!



Book Review  bR.】  <2002/7/13>

「星の巡礼」
「アルケミスト」     パウロ・コエーリョ 著  


フェリーペ・中村 紹介


リオデジャネイロ出身の、現在最も世界的に人気の作家、パウロ・コエーリョの作品を紹介致します。

1987年 初の著書 「星の巡礼」 を出版して注目を集め、1988年に発表した 「アルケミスト」 が世界中でベストセラーになりました。

前者は、奇跡の剣を求めてスペインの巡礼の道を歩む、一人の人間の試練と精神世界の旅。 後者は、一人の羊飼いの少年が、毎夜夢に見るエジプトへ、アルケミスト(錬金術師)を探し求め、その旅の中で様々な出会いを通して、人生の知恵を学んで行く壮大なファンタジックな世界。文章の一言一言が、人生にとって非常に重みのある素晴らしい作品です。

僕は、もっとこの本を若いときに読んでいれば人生が大きく変わっていたような気になりました。
ぜひ、読んでみてください。
(貸し出しも考えてますよ)

この他にも 「第5の山」 「ピエドラのほとりで私は泣いた」 「ベロニカは死ぬことにした」 等が出版されています。

Book Review  bQ.】  <2002/7/9>

「砂の戦士達」   ジョルジュ・アマード 著
彩流社 刊  


フェリーペ・中村 紹介


昨年なくなった 20世紀ブラジル文学を代表する 偉大な作家ジョルジュ・アマード。 この「砂の戦士達」は、 95年に国内で出版された傑作。 ブラジル北東部の都市サルバドール(バイーア)を舞台に、 生きるために犯罪を繰り返し苦悩しながら 懸命に社会と戦う、ストリートチルドレン達の物語です。 バイーアのアシェーミュージックを聴きながら 読むと良いですよ。

Book Review  bP.】  <2002/7/6>

「ブラジル総合案内誌 ”ブンバ(Bumba) ”」

フェリーペ・中村 紹介


ブラジルの日系人や日本人観光客向けにサンパウロで出版されている雑誌です。 不定期で出版されているのですが、カーニヴァルやアマゾン等各地の観光スポットに 音楽、料理、エッセイ、スポーツ、文学、風俗、美容と健康、生活、等日本ではなかなか 見れない生のブラジル情報がいっぱい詰まった雑誌です。写真は最新号です。 興味ある方は以下へ。

BUMBA東京支局 代表  蓑輪(みのわ)政一
TEL 048-863-5650
FAX 048-885-4667

すぐに見たい人はフェリーペ中村まで。
バックナンバー数冊あります。
貸し出ししますよ。




Copyright 2002 Clube da bossa All Rights Reserved.