<2003/1/15>


  『 ショーロの宴・ライヴ 』      □□□□【KC 記】


 「笹子重治&熊本尚美〜ショーロの宴〜」 のライブレポートです。

 ショーロの宴に行って参りました。もちろん打上げにも参加してまいりましたよ。では、行けなかった方に雰囲気なりと伝わりますよう・・・

 逃げるように退社して、急ぎトランスでチケット購入、そして”サウダージな夜”へと着いたのは18:50。受付では”いのさん”と岡崎さんが受付をされてました。(ごくろうさまです)勧められるまま店内に入ると、そこは信じられないくらい明るいサウダージ!そしてたくさんの椅子とステージが。おまけに私が客の第一号でもありました。次に到着されたのは(これは後で判ったのですが)大阪からの方々でした。気がつけば今夜のヒロインであるフルーティスト熊本さんのお姿も見えました。私の友人(2年ぶりに会いました)も到着。世間話に盛り上がります。控えめな私は前から2列目の席に座ってふんぞり返って、徐々に高まる期待でワクワク気分です。今のうちにドリンクをと、お酒も頂いてまいります。ギターの笹子さんが横の控え室でひたすら練習しているのが見えたりしてます。こういうのも小さい会場の良い所ですね。もう後はドンドン観客(聴衆?)が増えてまいります。ボッサ会員・ジャズフェス関係の方々のお顔も見えます。

ショーロの宴  フェリーペさんの開演の挨拶&出演者の紹介から始まりました。ショーロってどういうの?と訊かれても、口では伝えられないのですが・・・あれです、カフェ・ブラジルの1曲目を思い出して下さい。あのノリが続くのです。聞き流しても気持ち良いし、聞き込んでもうなるし、演ってるのを見ると余りのスゴサに絶句って感じです。最初のフェリーペさんの話の通り、クラシックっぽい部分あり、ボサノバ・サンバっぽい部分あり、色々な要素が入り混じってリズムもペースも途中でころころ変わるのですよ。ありゃ〜面白いですね。でも演るのは大変でしょっ?フルートがメロディーで早い早いと思っていたら、ギターも早いの!一番驚いたのは、右手の親指が霞んで残像のように見えたのですよ。例えれば、ベンチャーズのテケテケ・・・のリズムで、親指だけで旋律を弾くといえば伝わるでしょうか?熊本さんはフルートのソプラノ/アルトを曲調によって持ち替えながらというデリケートさ。一曲ごとにトークを交えながら、休憩をはさんで約2時間の吹きまくり・弾きまくりの素晴らしいライブでした。曲名はまったく覚えてません。(意味は説明して頂いたので幾つか覚えてます。これって弁解っぽい?)



ジャンガーダにて  で、打上げはジャンガーダで。 熊本さん・笹子さんはもとより大阪からの皆さん(5名)・・・総勢16名だったかな?”ドリンク&おつまみ”しながらの歓談(私とMACさんは空腹の為、全力で飲食!)だいぶ時間が経ってから、自己紹介の後、それではと・・・大阪5人組さんたちが楽器を取り出してのショーロライブの始まりです。ショーロの宴〜第2幕〜ってとこです。ギター青年(いつものようにお名前は忘れました)は7弦ギターです。渋いですな〜お若いのに・・・。熊本さん・笹子さんも加わって、長机を囲んでの演奏なのでサウダージよりもっと真近です。しばしば一緒に演奏されているらしく、和気藹々ながらもするどい突っ込みも取り混ぜての演奏でした。アイコンタクトもわずかな体の動きによるソロパートの受渡しもばっちり伝わってきます。眼が笑ってたり、集中した鋭いものだったりと、色々変化してます。やっぱり音楽は聴くだけじゃ勿体ない、自分でも演るともっと楽しくなれるっていうのが伝わってきます。おっと気が付けば12時を過ぎてます。それでは、最後にもう一曲といって演奏して頂いてからお開きとなりました。この頃には、大阪組さんも何だか初対面という気がしなくなってました。また、こういう場で皆さんにお会いしたいです。そうそう、大阪には”関西ラテン化計画”っていうのがあるそうです。”岡山ブラジル化計画”と根底では相通じるものがありますね。

 クラブボッサ主催の初のライブだったわけですが、私はと言えばお手伝いもできず、お客さんに終始してしまい、申し訳ない。表に出ずに裏方として頑張ってくださいました方々・遅くに打上げ会場を提供してくださったジャンガーダさん(おつまみしか無いって言いながらも、空腹の私たちを見かねて、お店にあるだけのフェジョンも出して頂いてありがとうございます。おいしかったです。)
にも大感謝です。ありがとうございました。
ますます、音楽が・ブラジルが好きになる一晩でした。




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