♪ Sultans of Swing by Dier Straits
【スイス】
この国の正式な名称は「コンフェデラチォ ヘルベチア」といいます。
車には頭文字をとってCHのステッカーが貼ってあります。
どこもかしこも美しい、
九州ほどの国ですが、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマーニシュ語の4つ公用語がある。
もちろん世界一の観光立国だから英語は良く通じる。
ただし、ドイツ語には問題が・・・・
「スイスドイチュ」と言われ、ドイツ人にも解からないぐらいのなまりがある。
人気のスポーツは、サッカー、アイスホッケー、アルペンスキーで自転車のロードレースや乗馬も盛んです。
おすすめの観光スポットは【ウエンゲン】です。
セルフサービスのレストランから眺める「アイガーの北壁」は素晴らしい!
そこからロープーウェイで標高差数百メートルの絶壁を一気に降下・・・・
きっと肝がつぶれます。
ここら辺の「ヒュッテ」と呼ばれる山小屋で、夏の間だけ作られる「ベルクケーゼ(山チーズ)」は絶品です。
余談ですが・・・・
私は「フェーン現象」を春のスキー場で体験したことがあります。頂上から女性がビキニで滑ってる・・・・
思わず、「ワォ」!
スイスの名物料理は冬のフォンデュー、猫舌の私には大変です。
おかげで、スープの上手な飲み方を、覚えることができました。
御礼を込めて「ダンケ シェーン」。
【ドイツ】
北極点を飛んで【ハンブルク】に着いた。
この空港は、世界で一番古いとか!
飛行船「ツェッペリン」のために作られたそうだ。
鷲(主権の象徴)と通貨のマルク(DM)に誇りを持つ!
ドイツ人は質実剛健だ。
ジャガイモ、ビール、ワイン、ソーセイジ、素朴だけれど美味しい。
ただ、南ドイツの名物料理「ザウァー クラウト」はすっぱくて苦手だった。
対日感情は非常に良くて、安心して旅ができた。
ドイツの誇るTEE(国際特急)ラインゴールドのコンパートメントはいい!
特に人魚伝説で有名な【ローレライの崖】辺りからが最高で、
アウトーバーンやライン川と並行して走る。
川辺や、あたりの丘に点在する古城が車窓に飛び込んできて、とてもメルヘンチックだ。
そうそう、アウトーバーンとマーチ(特に軍隊行進曲)はあのヒットラーの遺産だとか。
私は【ハイデルベルグ】がお気に入り。
【北のフィレンツェ】とも呼ばれるヨーロッパでも最古の学園都市で、
ゲーテもネッカー川河畔を散歩したらしい。
学生が多いこと(きっと哲学専攻だ)
モーゼルワインを飲みながら、ヘッセの詩集でも読もうか・・・・
そんな気分にさせてくれます。
ドイツはユースホステル(ユンゲント ヘアベルク)発祥の地、時間があれば安い旅ができますよ。
【フランス】
「ラ・マルセイエーズ」、自由、博愛、正義のトリコロールだ。
文化と伝統、だだっ広い丘陵の農業国でもあり、その競争力はECの中でも屈指だ。
チーズ、ワイン、ソースが自慢のフランス料理、グルメの方は是非どうぞ。
【パリ】はステキな街で、パリジェンヌのプロポーションに鼻血が出そうだった。
【ルーブル】に一週間通った。
有名な絵画や彫刻がてんこ盛り、変わった物ではムーミー(ミイラ)や巨匠ピカソの
とってもエッチなデッサンをいっぱい見れた。
そこを出て、オベリスク(男性の征服欲の象徴とか)の立つ【コンコルド広場】
(マリー アントワネットがギロチンされた所)から【シャンゼリジェ通り】を凱旋門へ・・・・
途中の映画館で大島渚監督の「愛のコリーダ」の
ノーカット版を見た(日本語なので完璧に理解できた)。
ご存知「阿部貞物語」、
マニア必見の幻の作品だ。
監督の名誉のためにカンヌ映画祭の特別賞(?)を受賞した作品であることを追記しておく。
が、フランス以外の国では、上映禁止であったことも事実だ。
フランス語は苦手、困ってよくセルフのレストランや中華飯店に行った。
そこで、教えてもらう漢字ばかりの説明が、なぜか良く解かるのが不思議です。
二つ星のホテルでは、ビデなるもので足を洗ってしまった・・・・
一つだけ、赤いメトロ(地下鉄)はいただけない、模様も色もまるで「ラーメンどんぶり」だった。
【オランダ】
神は地球を作られた、しかしこの国は我々が作った(干拓)。
誇り高きダッチマンの国だ。
【パリ】からだったので【アムステルダム】の「飾り窓」に直行してしまった。
その窓を飾る赤と青のネオンが運河に映って刺激的、深夜まで人の波は絶えません。
マッチ箱の様な家並みを、ボートに乗って見るのもなかなかです。
私はレンブラント、バン・ダイク、ゴッホの絵を見に行きました。
ゴッホが浮世絵に影響されて描いた絵の、下手な日本語を見て、思わず、「勝った」!
【イギリス】
ここは憧れだった。
「ジョークの国」、なぜかそんな先入観があったので、
自分の名前にちなんで「ビッグ ベン」がちょうど12時に(正午)記念写真をパチリ!
自分なりのせいいっぱいのジョークです。
大英博物館はすごかった!
特に「SLのコレクション」には圧倒された(産業革命は蒸気機関の発明があったから)。
仕事柄トラクターの一号機もしっかりチェック。
スピットファイヤー、ユンカース、マスタング、に零戦やV2ロケット
(燃料はアルコールとか書いてあった)、ロゼッタストーン、恐竜の骨etc・・
何でもありだ。
【スコットランド地方】もいい、映画「嵐が丘」の世界だ。
いつか憧れのジャガーに乗ってドライブしたい・・・・
後に「ケイト ブッシュ」が、突き抜けるような高い声で歌う
「嵐が丘」(さんまの「恋の空騒ぎ」のテーマに使われている曲)を聞くたびにそう思う。
私はビートルズ、10CC(男性の一回のなにの量だそうだ)、Queen、CCRやシカゴなどの
ロック系が好きなので
【リバプール】は外せない。
駅に着くなり「レボリューション」が流れてた。
さすがだ!
この街は、煙突の多い古いレンガ造りの家が目立ち、当時、活力のなさを例えて言われた
「英国病」を、そのくすんだ色に感じた。
宿泊はカテドラル(大聖堂)風のユースホステル、ゴキブリと一緒とは情けない。
【ドーバー】から再びフランスへ!
フェリーのなびく「ユニオン ジャック」が、石灰岩の白い断崖に映えてかっこよかった。
【スペイン】
夏時間の始まった日(一時間早くなる)に、スペインのTEE「ゴッタールト」で南下!
持ってた時刻表と一時間も違う。
危うく乗り遅れるところだった。
車内のディナーに感激、座席まで運んでくれる(もちろん下げてもくれる)。
不覚にも、食事が終わるや寝込んでしまって、結果として無銭飲食に・・・・
ごめんなさい。
【バルセロナ】の駅に着いたら「ドンキ ホーテの像」が迎えてくれた。
「サンチョ パンザ、ロシナンテ」の世界だ(個人的にはロバは好き、ユウモラスな鳴声がいい)。
両替をしていなかったのが運の尽き。
「なんてこった」話には聞いていたが、昼休みが2時間もあるなんて・・・・
しっかり仇を取られてしまった。
残念だったのは、ピカソの「ゲルニカ」を見れなかったことと、「オリエント急行」に乗れなかったことだ。