人類・生物の起源/進化論

 人類と類人猿の分かれ道は、アフリカの東か西かに住んでいたかの違いで、大きな谷間ができたため、東に住んでいた猿は森がサバンナになってしまったため、直立二足歩行をはじめ、西に住んでいた猿は森が森としてあったため、類人猿としていられたという学説が今の主流らしい。なんだ、人類は環境が変わって森がなくなってしまったから仕方なく人類への進化をはじめたのか。本当だろうか。

やはり、違った事実が後からでてきている。2002年に、チャドやフランスなどの国際共同研究チームが、中央アフリカのチャド北部の砂漠で、約700万年前と推定される猿人の化石を発見したことが英科学誌ネイチャーに発表された。現地の言葉で「生命の希望」を意味するトゥーマイ猿人と名づけられた。その復元した胸像が愛知地球博で展覧された。

2003年に、ロード・オブ・ザ・リングに出てくるホビットのような小型の人類が存在したことが分かった。ホモ・フローレシエンシスは、2003年オールトラリアとインドネシアの合同チームにより、インドネシアのフローレンス島で発見された。2004年10月に公表、2005年3月ヒト属の新種であるという詳細な発表が行われた。1万2千年前に起こったl火山の爆発で、ステゴドン等と共に滅んだと考えられるが、その後も生き残っていた可能性もあるという。

 2010年3月に、約4万年前にロシア南部で未知の人類が暮らしていた可能性の高いことが、独マックスプランク研究所などの分析で分かった。発見された地名からデニソワ人と命名された。約104万年前に現生人類やネアンデルタール人と共通の祖先から枝分かれし、独自に進化したらしい。3月25日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表された。

今後も色々な事実が発見されていくだろう。

 生命の起源は、また謎である。惑星ができて数億年たつと、無機質がウィルスや微生物のようになるのだろうか。数億年かかるなら、実験で再現することは不可能だ。

 「ゾウの時間ネズミの時間」は大変興味深く読んだ。確かにネズミよりゾウの方が長生きだ。体重と寿命との関連は、人間を除いて大体あてはまっているようだ。人間は生理的早産があったり、医療が発達したり、天敵がいなくなって、他の生物とは特別な存在なのか。

 ドーキンスの利己的遺伝子もなるほどなと納得させるものがあるが、人間の場合は、たとえ遺伝子が伝わらなくても、文化・思想が伝わるし、その人の人生がかけがえのないものである。



リンク:ゾウの時間ネズミの時間 生命を考える  人類進化論研究所