老人とのコミュニケーション、レクレーション

老人とのコミュニケーション
老人の欲求に応じることが大切であるが、個人により一律的ではない。その個人の性格や生活環境によって変わってくる。そのため同じような情況であっても、ものごとの受け止め方や対応の仕方には当然個人差があります。
 個人の内部でも欲求には優先順位があるとA.H.マスローは、欲求の5段階層説を出しています。
@生理的欲求;のどが渇いた。おなかが空いた。トイレにいきたい。
A安全欲求;危ない場所から逃げたい。安心できる状態にいたい。
B所属・愛情欲求:会社やサークルにはいっていたい。愛したり、愛されたりしたい。
C自尊の欲求:ほめられたい。勲章をもらいたい。
D自己実現の欲求:苦しくてもやりとげたい。一人で太平洋ヨット横断など。
まず、生理的欲求から満たされることが大切。

 レクレーション(遊び又は気晴らし活動)
 老人に対するレクレーションは、自由時間ではなく決められた時間に工夫して、計画的に行うことが必要である。余暇を積極的に活用する態度に欠けがちな老人が社会に復帰できるように、レクレーション活動をとおして働きかけることにより、気晴らし・気分転換をし、楽しむことはもとより、教育・訓練することが必要であり、治療・教育的方法を取り入れる工夫が必要である。
 痴呆の予防として、"脳のトレーニング"を試みる動きが最近、自治体や病院などで広がっています。絵を描いたり、花壇作りをしたりと方法は色々ですが、「頭は使わなければさびつく」という昔からの教えは、痴呆防止にも役立ちそうである。
 絵もただかくのではなく、例えばユリの花のデザインでも、黒っぽい絵の具で背景から塗って形を浮かび上がらせます。人の顔を逆さにして描いたりもします。
 感性を働かせ、いつもと見方を変えることで、普段使わない脳の部分を鍛えることを目的とします。
 痴呆予防プログラムでは、パソコン、料理、旅など好きな趣味のグループに所属し活動をしたりします。
 例えば園芸班では、季節ごとに公園の花壇作りに取り組みます。植栽計画を話し合う中、人の話を聞いたり、適切なタイミングで意見をいったりするだけでも、痴呆予防に大切な脳の前頭葉が鍛えられると考えられます。各自が辞典で調べて花カードを作り、名前も覚えます。
(脳の働きを高める日常活動例)
 ※作文、手紙を書く
 ※クロスワードパズル、ジグゾーパズル、トランプ、チェスを楽しむ。
 ※新聞、レジャーや仕事の書籍を読む
 ※教養番組を見る
 ※図書館に行く
 ※パソコン、電卓を利用
 ※銀行口座をチェックする
 ※ビジネス活動をする
 ※通信教育を受ける

回想法
高齢者が子供の頃の出来事や物事を思い出し、他者と語り合うことで自分の人生を受け入れて生き生きと生活できるようにするための援助方法。
痴呆症状の進行を遅らせる可能性があると期待されている。
テレビ回想法として、CS放送シルバーチャンネル(03-5405-1183)で放送している他、全14巻各2000円でビデオ販売もしている
そうである。大事な点は、「だれかが一緒にテレビを見て、お年寄りの話に耳を傾けること」とのことである。
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