Tomorrow Never Knows / ザ・ビートルズ (2012年7月24日 itunes 限定アルバム)

ビートルズのハード、サイケデリックな曲で選曲されたという編集アルバム。
itunesのみでの販売としているのは、レコードからCD化の時にパストマスターズを発売し、編集盤をなくし、ファンの曲の重複買いをなくすというコンセプトに反するからかもしれない(従って、アメリカ編集盤はボックスセットでしか発売していない)。今まで、アナログ盤でラブ・ソング2枚組、ロックンロール2枚組、バラッド20等の編集盤が出ているが、これまでにないハード、サイケデリックな曲という視点で編集されたアルバムといえよう。



収録曲は以下の通り。

レボリューション (single B面);ハードなギターで始まり。
ペイパーバック・ライター (single A面);日本公演でもライブ演奏していた重量感のあるポップソング。唯一のsingle A面曲。
アンド・ユア・バード・キャン・シング (Revolver);ファンには人気のあるストレートなロック。
ヘルター・スケルター (White Album);ビートルズの最もハードな曲。
サボイ・トラッフル (White Album);ブラスが印象的な渋い曲。
アイム・ダウン (single B面);初期のハードな曲で、ロング・トール・サリーと並びコンサートの最後を飾った曲。
I've Got a Feeling
Let It Be Naked Version);ライブ演奏でのストレートなロック。
バック・イン・ザ・U.S.S.R. White Album);人気が高くポールがソロでのライブでもよく演奏している。
ユー・キャント・ドゥ・ザット (single B;A hard day’s night);初期のビートルスのライブでよく取り上げられていた曲。
イッツ・オール・トゥー・マッチ (Yellow Submarine);サイケデリックなジョージの曲。
シー・セッド・シー・セッド (Revolver);サイケデリックな曲。
ヘイ・ブルドッグ (Yellow Submarine);ストレートでハードなロック。
トゥモロー・ネバー・ノウズ (Revolver);アルバムタイトル曲で、Cコードだけで構成するとか、テープループ等実験的な挑戦を行った曲。
The End
Anthology 3 Version);ハードなギターが入っており、エンディングを飾るために持ってきたような曲。

上記に見られるように、タイトル曲「Tomorrow Never Knows」の入っているRevolverから2曲、White Albumから3曲、Yellow Submarineから2曲、singleB面を4曲収録している。B面の収録が多いことからも、「裏ビートルズ・コレクション」という内容である。

全体を通して聴くと、ポップソングの王道と思われているビートルズがいかに新しい音楽を求めた挑戦を行っていたかがわかる編集アルバムと言えよう。