ポール・マッカートニー「Out There! Japan(アウト・ゼアー・ジャパン)」ツアー

11月19日(火)東京ドーム2日目レポート

午後から年休をとって、ワクワクしながら東京ドームへ。道路沿いに人が並んでいる。どうやら、ポールが車で来るのを待っているらしい。私は待ちくたびれ、道路沿いのケンタッキーフライドチキンの店内の出口付近から外を眺めながら、アイスコーヒーを飲んでいた。ざわついた雰囲気があったので、飛び出るとすでに通り過ぎた後だった。信号が赤になっていれば、じっくり車内のポールを見れたのになぁ。

テレビ朝日の「侃侃諤諤(かんかんがくがく)」という番組ででビートルズコレクターとして出演した佐藤学さんとコンサート前に会うことができた。コアなビートルズファンの人たちと一緒であった。佐藤さん、JALのハッピの下のTシャツにNEW||||||マークをミニサイリウムでデコレーションした。すごい、ユニーク!加工した写真をご覧あれ(2名の女性はぼかしています)。

話しているうちに、遅れて始まったサウンドチェックは終わり、東京ドーム内に入る。アリーナAで中央から左の9列目でポールの表情が肉眼で何とか見られる位置だった。チケットを取って頂いたジョージ・スターキーさんに感謝・感謝!

ステージ左右の映像ゾーンにカラフルな映像を流し、ポールのソロ作をミックスしたファイアーマンのような音源を流していた。スマホやiPadや携帯電話で写真を撮ったりするのはOKで、デジカメやビデオでの撮影は禁じられていた。プロ用以外のデジカメもOKにしても画素数としては同じではないかという気がする。(私はコンサート中は、さきほど女性からもらったサイリウムを振ることに一生懸命で撮影はしなかったが。)


ついに・・・ポールが登場!

1. Eight Days A Week カラフルなバックの映像と共に皆が手拍子して、一挙に盛り上がる。

 2. Save Us この新曲もYoutubeで観ていたが、やはり生で聴くのは良かった。

 3. All My Loving ハードな曲の後でちょうどぴったりな感じ。

 4. Jet ここで、オオ〜、Listen to What the Man Saidが来るかと思ったら、Jetで嬉しかった!しかし、Listen to What the Man Saidも聴きたかった。複雑な気持ち。

 5. Let Me Roll It/ Foxy Lady Coda ジミヘンに捧げるというこの曲は、ジョンのコールドターキーやツェッペリンのリフを意識したものかポールのギターが心地よい。そういえば、「僕の音盤青春記」の牧野良幸氏はこの曲を生理的に受けつけないと言っていたが、なぜだろう等と思いだしてしまった。

 6. Paperback Writer 最近、ポールはこの曲はベースではなく、ギターを持って歌っている。ビートルズ来日公演でも演奏した曲だなぁと思いだして感慨深い。

 7. My Valentine 日本語で「ナンシーのために作りました」とコメントし、ジョニーディップとナタリー・ポートマンの映像が流れる。ロマンチックな曲。

 8. Nineteen Hundred And Eighty Five ウィングスの曲ですと、このノリのいい曲をボールは激しく歌い上げた。

 9. The Long And Winding Road 何度聞いても良い。うっとりとする名曲。

 10. Maybe I’m Amazed 日本語で「リンダのために書いたのです」と紹介し、「書いたのです」ともう一度言って笑いを取って、歌い始める。ウィングスのライブバージョンではなく、オリジナルアルバムに忠実なギター演奏で、ポールが懐に赤ちゃんを入れたファーストソロアルバムの裏の写真のフォトセッションが映像として流れる。この曲をまた聴けて良かった。

 11. Things We Said Today この曲もオオ〜、I've just seen a faceの代わりに歌われた。いい曲だなぁ〜、嬉しかったが、I've just seen a faceも聴きたかった。複雑なファン心理。

 12. We Can Work It Out いつもビートルズのCDで聴くこの曲をポールがその時の声で再現してくれている。もちろん、「人生は短い、いさかいなんかしている暇なんかないんだよ」という中間部のジョンのパートはポールが歌っている。

 13. Another Day この曲はウィングスグレイテストヒッツの1曲目で、レコードに針を落として聴いていたことを思いだし、生で聴けていることの喜びを感じる。ポールはギターだが、メンバーがベースラインで複雑なところもちゃんと弾いている。「サイコー!」とポールが言ったが、本当に最高だった。

 14. And I Love Her ちょっと息切れしたかと思った箇所が、ソフトな曲でマイクから口が離れていたのか、メロディアスな良い曲。

 15. Blackbird なんと!床が上がって、ポールが4m位高く持ち上がっていく。ギター1本でストリングスもなし。それで素晴らしく再現できる名曲だ。

 16. Here Today 日本語で「ジョンに捧げます」と言って、感動的にギター1本で歌い上げ、床が下がる。

 17. New マジカルピアノでポールが新曲を歌う。皆予習してきたみたいで、楽しめていた。ビートリーな曲。

 18. Queenie Eye この曲も新曲で、聴きこんできたから楽しめた。

 19. Lady Madonna やっぱりビートルズのナンバーは最高!

 20. All Together Now この単純な曲が、コンサートだと皆コーラスできるし、とても楽しめる良い曲になる。

 21. Lovely Rita この曲をやってくれて嬉しかったが、背景映像や演奏をもう少しサイケデリックにしてほしかったなぁとか思ったりした。次の曲のひきたて曲のような感じもした。

 22. Everybody Out There このコンサートのタイトルであるOutThereが含まれているだけあって、演奏も良かったし、盛り上がった。

 23. Eleanor Rigby この曲を湯川れい子氏が一番好きだと言っていたのを思い出した。リボルバー2曲目の美しい曲だが、よくこんな老成円熟した感じの曲を20代に作ったものだ。レノン&マッカートニーのマジックだろう。ストリングスもシンセでうまく再現してくれている。

 24. Being for the Benefit Of Mr. Kite! ジョンのリードボーカル曲をポールが歌ってくれている。今回のコンサートの白眉ではないだろうか。ボールのベースプレイも素晴らしいし、映像もサイケデリックで、申し分なし。この曲を聴けたのは、価値があった。

 25. Something 日本語で「ジョージのウクレレです」と言って歌い始める。この曲でコンサート前に佐藤学さんは泣けると言っていたが、確かにバックにジョージとポールのレコーディング風景が流れると、ポールはこの曲でジョージの才能を認めてしているのだなぁと分かってほろりときた。ウクレレからフルバンドになるというコンサート・フォー・ジョージの時のバージョンでの再現である。

 26. Ob-La-Di, Ob-La-Da この楽しい曲がライブの中にとりいれられたのは正解だろう。日本語で「途中から一緒に歌ってください」とポールが言っており、会場内合唱。

 27. Band On The Run ウイングスの名曲で、ポールの自信作だろう。映像はジャケットのフォトセッションなど。

 28. Back In The U.S.S.R. 良いものは何度聴いてもよい。

 29. Let It Be 映像もこっており、感動的。

 30. Live And Let Die 爆発に驚いた。やっぱりこの曲は盛り上がる。しっかり、炎の熱さを感じられる場所で見られて嬉しい。

 31. Hey Jude 会場を見渡すと、参加席で入っている場所も含めて、一番上の席までぎっしりお客が入っている。こんなぎっしり入っている状態ははじめてみた。男性、女性と別れてのコーラスだが、女性の方がかわいらしいが感じた。会場の観客が映像に映し出される。なんと!佐藤学さんが、1名だけアップで映し出されるシーンがあった!JALの法被とNEWのマークのシャツのためであろうか、それにしても5万人以上の中で1人アップは他にいなかったかもしれない。とにかく、この曲はライブでは絶対にやってほしい曲で、他の曲に代わっていたらショックであろう。

Encore One

 32. Day Tripper ビートルズの日本公演でもやってくれたシンプルだが良い曲。

 33. Hi Hi Hi 後半をより早いテンポに感じさせるためか、前半はややゆっくりめのどっしりしたビートで、ギターも歪ませ迫力ある演奏。聴けて良かった〜!

 34. I Saw Her Standing There 今日はGetBackではなくこの曲かぁ。どっちの曲もいいよ!

Encore Two

35. Yesterday 日本語で「福島の人に捧げます」と歌い上げた。

 36. Helter Skelter このハードな曲をラストでシャウトできるポールはすごい!

37. Golden Slumbers/Carry That Weight/The End コンサートのラストにはこのメドレーがドラマチックでしっくりくる。

紙吹雪が舞って、コンサートの終わりを告げた。


■ メンバー
○ポール・マッカートニー Paul McCartney:ヴォーカル、ベース、ピアノ、ギター
○ラスティー・アンダーソン Rusty Anderson:ギター、ベース
○ブライアン・レイ Brian Ray:ギター、ベース
○ポール・ウィックス・ウィッケンズ Paul Wickens:キーボード、ギター
○エイブ・ラボリエル・ジュニア Abe Laboriel Jr.:ドラム、ベース

<追記>
私が行けなかった最終日21日の東京ドーム。入場者全員にサイリウムが無料配布され、アンコールの「Yesterday」の時にドーム中をOut There Tourのキー・カラーである真っ赤に染めようと、最終公演でポールへ日本のファンからの想いをポールにサプライズでプレゼントしようという素晴らしい企画がありました。BY HIGH POPS
また、この日、先日就任したばかりのキャロライン・ケネディ駐日大使がコンサート会場に来場しました。19:00過ぎにアリーナ席にケネディ氏が到着すると、アリーナの客席が総立ちし、お出迎えしました。ケネディはコンサート前に楽屋でポールと談笑していたようです。多忙なケネディ氏、Hey Judeの途中で退席されたとのこと。ビートルズの秘書を11年間勤め、自身を題材とした12月から公開の映画「愛しのフリーダ」のキャンペーンで来日しているフリーダ・ケリーさんも、この日の最終公演に来場していましたが、結局、ポールとの再会は実現しなかったようです。by JASH