ポールは「モウカリMacCa」とノリノリ大阪初公演

<開演前>

岡山駅でミスター・フーワラを乗せて、私の車で大阪へと向かった。

車の中で聞くCDはもちろん、ビートルズ関係、期待は嫌でも高まる。

ホテルの駐車場に車を置き、早目に大阪ドームへと向かう、ひょっとすると、リハーサルの音が聞けるかな??この日、ポールの公演の行われた大阪ドーム前でポール・オリジナルステッカーを先着1万枚無料配布しており、
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分ほど待って手に入れた。ライブの音がしていたが、それはリハーサルではなく、CDを流す音であった。

大阪ドームに入場する前に、パンフ等の販売所に向かった。結構混雑しており、「押さないで下さい」という販売者の声が何回も聞かれる。販売している人はポールじゃないから、押しかけても仕方がない、パンフとTシャツを無事手に入れる。Tシャツは10種類位あったが、待ち時間にじっくりどれにするか考える時間は十分あった。

ドーム内にはいり、早速席を確認する。早く行ってよかったのは、アリーナ先着者5000人にペンライトを配っており、それはコンサートの声援を送る時、気合が入ってよかった。(ドーム内は、少しお香を焚いた香りがしていた)

チケットは、ビートルズ・クラブで先行入手していたものだ。


アリーナの正面28列目、ど真ん中の線から1〜2mのほぼ真ん中の席であり、音のバランスは抜群のところであった。28列目は、丁度両側の大きなスクリーンが視野に一杯に入るくらいで、全体が見えるところであった。オペラグラスを用意していったが、そのスクリーンにポールが大きく写ったので、使うことはなかった。

私は、トイレが近いので3時間弱もトイレが我慢できるかと考えたが、アリーナで立って声援したら,汗をかいて全然トイレなど行きたくなかった。(映画館では、座ってジュースを飲んでじっとしているからトイレが近くなるのだと分かった。)

ふと気が付くと隣のミスター・フーワラが、買ったばかりのTシャツに着替えているではないか、私も負けじとTシャツに着替え、声援体制に入る。

<プレショー>

開演時間であるはずの6時から15分過ぎた頃、後ろの観客席から、歓声が聞こえる、なんだ?有名人でも着たのか?それは、プレショーの演技者が歩いて出てきたのだとしばらくするとスクリーンに映って分かる。中世の貴族のようないでたちで、マッチョマン、オリエント風、中華服等舞踏会のイメージで、流れる音楽は、ファイヤーマンのラッシュであった。アドバルーンが上がり、ちょうちんや花をかたどったものがあった。ちょうちんには『愛情』『歓喜』『幸運』『自由』『平和』と漢字で書かれていた。 特に意味はなく、幻想的なイメージを出しているようであった。

<開演>

1840分、ポールとヘフナーベースの大きな影が映り、ジャーン!

ポールの衣装は最近よく見るパープルの詰め襟ジャケットにジーンズ、真っ赤な長そでTシャツで登場。
1.      Hello Goodbye

待ちに待っていたポールがベースを持って目の前で歌っている。1曲目の「ハロー・グッバイ」からノリノリの総立ちになった。
2.Jet

  ジェット!観客も揃ってコーラスして片手を挙げる。勿論、私はペンライトを振り回していた。

 2曲歌い終わると、両手を挙げて「オ〜、オオサカァ〜、モウカリMaCCa? ミンナ、ゲンキ?」とちゃめっ気たっぷりにあいさつ。会場が笑いに包まれ、オーイェー!!(そんなにもうかってるのか大阪?)

 今回は大掛かりな字幕システムが導入され、ポールの伝えたいことがすべて日本語に変換された。「本当に同時通訳なんだよ、例えば、僕の猫の毛は緑色、ほらね。」と試したりした。ちょっと翻訳は遅れ気味だったけど、英語だけでは聞き取れないところがはっきり分かって良かった。

「おおきに」「まいど」等の関西弁を連呼し、サービス精神も旺盛なポール。

隣でフーワラは、「もういいちゅーねん」と突っ込みを入れてました。
3.All My Loving

この曲はビートルズ現役の時からポールがライブでやるのを映像で見ているが、いい曲だ。

私は汗ばんで、上着を脱いでT シャツだけになったが、ドームを出るまで寒さは感じなかった。アリーナは初めから燃えていた。
4.Getting Better

ここでポールがレスポールに持ち替え、サージェントの中の曲、こうしてビートルズ時代ライブでやってない曲をやってくれるのはとても嬉しい。
5.ComingUp

のりのりで、皆曲に合わせて踊っている。
6.Let Me Roll It

かっこいいギターリフが印象的、やけに前の女性客がのってた。
7.Lonely Road

これは新しい曲ですと言ってはじまる。イントロはやや渋くはじまり、この曲の歌詞をポールは気に入っているんだろうかと考えたりして、ちょっと冷静に聞いてしまった。
8.Driving Rain

12345とはじまるのは、オールトゥゲザーナウと一緒だ。ハローグッバイもそうだけど、ポールのシンプル回帰の曲で楽しめる。

ドラムのエイブを紹介した時、「ロックするぞ〜!」と言って、会場大うけでした。

次の曲は私の素敵な人ヘザーに捧げる曲、ヘザーは奥さんです。といってはじめる。
9.Your Loving Flame

この曲は、開演前の通路でビデオクリップが流れていたが、いいバラッドだと思った、CDで初めて聞いたときより、ずっといい曲に感じた、うっとりとして聞き入る。

次の曲、黒人女性に捧げた歌「人権問題」とポールが日本語で話す場面も。

「ここから、君と僕だけ」と言ってアコーステックギター一本でのポールの弾き語りが始まる。
10.Black Bird

ギター一本の弾き語り、歌もギターもちょっとしたミスも分かってしまう、伸びやかな声とギターで皆聞きほれる。
11.Every Night

この曲はポールお気に入りでライブでよく取り上げられている、皆おとなしく聴いている。
12.We Can Work It Out

ここから、また盛り上がる雰囲気の曲で、ウィックスがアコーディオンでサポート。

13.You Never Give Me Your MoneyCarry That Weight

マジカルピアノでピアノの弾き語り。メロディアスな名曲だ。
15.Fool On The Hill

スクリーンにはマジカルのあのポールが丘で踊る場面から色々映し出される。

次は、「ジョンとぼくの対話」と日本語で紹介。
16.Here Today

ギターの弾き語りとポールのボーカルが大阪ドームに染み込んでいくようだった。

次は 「ジョージの追悼」と紹介、ジョージはウクレレの名手でもあったんだ、ジョージの家に行くと、弾こうよとウククレレを渡されるんだ、これはジョージから貰ったウクレレ、といってはじめる。
17.Something

ジョージの映像がスクリーンに映し出される。ポールはジョージを弟分としてビートルズに引き入れ、おせっかい焼いてたんだなぁ。

曲が終わると、ジョージの前でウクレレでやってみせたら、違うこうやって早く弾くんだよとやってみせるという多分数十回目のジョークをとばす。

そして、皆さんは素晴らしい人ですと日本語ではなして、次の曲。
18.Eleanor Rigby

そりゃ、「この寂しい人々を見てご覧」という歌詞だから、「皆さんは素晴らしい」と言ってはじめるか。

ポールはアコースティックギターを弾く、観客は拍手、従ってバラッド系の曲だけどリズムが付いてる。
19.Here, There And Everywhere

前の席の女が隣の男に、やっぱり本人が弾くと良いわねとささやいていたが、その男がその女に弾いて見せたことがあったのか。とにかく、名曲で会場も満足。

そして、ついに、予定にない曲が披露された。
20.Calico Skies
「今日、大阪だけで特別に演奏する曲」と紹介された。やったー!噂で終わると思っていたがやはり追加されたのだ、私は狂喜した。アルバム“FLAMING PIE”から、‘Calico Skies’。イントロですぐに分かったが、CDの雰囲気よりやや初披露ということで、気合が入っていた。ファンには人気の高い曲だけに、尋常ではない盛り上がりだった。

フランスにいこうか!と言って次の曲。
21.Michelle

スクリーンにはずっとフランスの情景が映し出され、フランスの雰囲気でつつまれる。

22.Band On The Run

何回も聞いているこの曲で、こんなに盛り上がれるとは思いもよらなかった。

Band On The Runのコーラス合唱、のりのりである。
22.Back In The U.S.S.R

この曲もドームが揺れる位盛り上がった。
23.May'be I'm Amazed

ついに生で聞けた、この前の日本公演ではセットリストから外されていたからだ。

今回特にギターが印象に残った、何回も聴きたい名曲。
24.Let 'Em In

ラスティを紹介した。彼は「こうして演奏していると、会場のみんなとはまるで家族のような気がする。
素晴らしいみんなの写真を撮るよ」と言って、デジカメで観客の写真を撮りました。

日本公演になるとこの曲をしたいのは、以前の事件で日本に入れなかったことがあったからかと考えてしまう。CDよりもライブで聴いていいなと思った。

「次はリンダにささげる歌です」
25.My Love

ゆっくりとペンライトを振る、いい曲だ。

初めてライブでやる曲ですと、次の曲。
26.She's Leaving Home

ポールは、キーボードが再現するストリングスをバックに見事に歌い上げる。
27.Can't Buy Me Love

この曲はやっぱ盛り上がる。

28.Live And Let Die

マグネシウムがすごい!その光は28列目でもびっくりするくらいだ。近くで弾いているブライアンやポールは難聴にならないかと余計な心配をする。終わった後、ポールはびっくりという仕草をするが、ポールが70歳過ぎたら気をつけないと、ステージ上で心臓発作を起こすのではないかと思うような迫力であった。
29.Let It Be

この曲は、日本で最も人気のある曲だ(EMIビートルズソング20No1になった)

やっぱ生で聴けると嬉しい。
30.Hey Jude

「この曲は観客の皆さんも参加してください」と呼びかけたポール。キーボードの前に座り日本語で「イッショニ、ウタッテ」ともう一度呼びかけると「ヘイ・ジュード」を弾き始め、ステージと会場が一体となって大合唱した。コーラスの途中、「オトコの人だけ、オンナの人だけ、皆一緒に」と分けたが、女性だけの時はやや声が小さかったが、ドーム全体のコーラスは迫力あった。


アンコール1

アンコールでは、日の丸の旗を振り回し、隣のフーワラが思わず「かっこいいよ〜」と声援。
31.The Long And Winding Road

荒涼とした道が続く映像がスクリーンで映し出される。
32.Lady Madonna

盛り上がる曲、それにしてもポールは体力あるなぁと私は感じた。
33.I Saw Her Standing There

会場めちゃのり!ポールは最高だ!!

アンコール2
34.Yesterday

天才が夢の中で作った名曲、本当に90歳で車椅子でも歌ってほしい。
35.Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band(Reprise)
The End

もう帰らないとポールが言う、会場はNo!と最後の曲とわかっているが言う。

何回かやりとりがあり、ポールは両手を頬に当て、寝る仕草を行う。そしてサージェントリプライズから、TheEndのギターバトルへ続く、そして、「あなたの受け取る愛は、あなたがつくった愛に等しい」というフレーズで終わる。

最後、紙ふぶきが一面に舞い散り、幕が閉じられる。「マタキマス」と言って去ったポール本当に来日してくれよ、もちろん次は「When I’m64ツアー」だ。

(感動につつまれながらも、アリーナ前方に舞い散った紙ふぶきを見て、これ明日(18日)までに片付けるのは無理だよなぁと思ってしまいました。)

終演は2110分。

18日、日本公演最後の日は、100万人目の来場者が出る日、ラッキーにも100万人目に入場した人にポールから乗用車のプレゼントがあった。

東京ドームより1曲多い36曲を披露。「カリコ・スカイ」は大阪だけのスペシャルだった。
公演終了後、数日中には日本を離れるが、ジョージのトリビュートコンサート後はクリスマス休暇を経て、年明けにもヨーロッパでの公演を予定しているという。

PaulDrivingJapan写真