ビートルズアナログコレクター

最近、アナログレコードが見直されている。

CDが普及した後、見るも無残にレコード店から邪魔者扱いされ、レコードは安売りされた。消費者もレコードからCDへの買い替えをしたり、レコードの処分、そしてレコードプレイヤーすら廃棄してしまっている人も多いだろう。新しいコンポにはレコードプレーヤーはつかずにCDがつき、カセットデッキの代わりにMDがついている。(MDも最近見なくなり、ハイレゾの時代になってきましたが)

そうした流れの中で、ようやく最近になってアナログLPやシングルレコード、EPが見直されているのである。

(追記、2014年11月28日のニュースでは、「18年ぶり記録更新!イギリスでアナログレコードが売上100万枚を突破」となっている)

アナログレコードは、ジャケットが大きく飾るのにも様になる(そのため、2005年7月に「でかジャケ」といって、CDをビジュアルが映えるLPサイズ紙製ジャケットに封入した新しい音楽パッケージ商品も発売されてます)。

良い機器で聞くと
CDではデジタルでカットされたような音が聞こえたり(サージェントのレコードのインナー・グルーブの直前に犬にしか聴こえない2万へルツの音を入れたのは有名)、音に丸く温かみがあるような感じがする等のメリットはある。

逆にCDに比べると曲間の無音の所のノイズが目立つ、カーステレオではレコードは聞けない、レコードについたほこりを取る必要がある、とことん聞くと磨り減る等の弱点が今のCD標準時代を生んだわけであろう。

傷にはレコードもCDも弱い、レコードは傷がつくとプツプツというノイズや針飛びがするし、CDは音飛びや再生不能となる。

どちらかというと、レコードの方が重厚・高価、CDは手軽・安価という感じがする。

それは、今から30年前でもレコードは3000円くらいしたのに、CDは今でも3000円くらいで、物価価値からしたら相当レコードのほうが高いことになる。

そして今高値が付いているのは、ビートルズが現役で活動していた頃のアナログレコードLP,EPである。

日本が作った帯の文化

日本がレコードに帯を付けて売り始め、それが海外のコレクターで人気をよび、日本でも帯付きレコードに価値が上がった。特にビートルズ現役時代の日本のLPには、丸帯と言われる瓢箪型の帯があり、高値をよんでいる。この世界は、どうやら記念切手と同じような世界ではないかという気もする。発行枚数とか、希少価値とかがあるわけである。特に半掛け帯は紛失しやすく残っていないためか、高値をよぶようだ。

(ザ・ビートルズの日本レコードデビュー50周年記念BOX「ミート・ザ・ビートルズ〈JAPAN BOX〉」がCD紙ジャケボックスで発売されたが、海外からの注文の半数が欧州からで、発売元は、海外で日本限定盤が人気である理由を(1)日本製の紙ジャケットは品質的に優れていると評価が高い(2)半帯や帯が付いた“完全盤”で商品価値が上がっている(3)廃盤になった初アルバム「ミート・ザ・ビートルズ」の日本独自の選曲が世界的にみても素晴らしいから、と分析されている。

音質にこだわるコレクター

それと音質重視派に人気のあるのは、例えば英国オリジナルLPで初回発売分のモノラルレコードはマトリックス1と呼ばれ、ラウドカッテング(音溝に大きいレベルで音が入っており迫力がある)と言われ人気がある。それと、一時期発売されていたモービルレコードは、ハーフカッティングでアナログ最高音質と言われ、これまた人気がある。その廃盤にかなりの高値プレミアがついているアナログのモービル盤は発売された(4000円程度)。ジョンのソロ作リマスターシリーズ 180g GAIN 2 Ultra Analog,half speed mastered LP.である。ハーフカッティングにはプロユースのアビイ・ロードもある。ニンバス・スーパーカット盤というオーディオ誌の読者向けにNIMBUSレコードが1000枚だけプレスしたサージェント・ペパーズのLPは音の厚みがあり、中音域に粘りがある高音質盤とのことだが、希少価値もあり値段は20万円以上つく場合もある。



(アナログ盤用のリマスターで発売)

アナログ盤のビートルズがこれまで以上によく聞こえるようにするために、高度なスキルを持つ技術者たちが、長いあいだ、懸命にがんばったスタジオ・アルバム・リマスターが180gアナログ盤として全世界リリース。日本発売(輸入国内盤)は2012年11月14日

Stereo Vinyl Box Set [Analog] ザ・ビートルズBOX [Analog]

2009年にリリースされたCD版の《ザ・ビートルズ・モノ・ボックス》がデジタル・リマスターからつくられていたのに対し、この新たなモノラル・アナログ盤プロジェクトでは、エンジニアはデジタル・テクノロジーをいっさい用いずにレコードをカッティングしている。代わりに彼らはオリジナルのアルバムと、当時のカッティング・エンジニアたちによるトランスファーの詳細な注記を参考にしながら、1960年代に使われていたのとまったく同じ手順が用いられている。


ザ・ビートルズ / MONO LP BOX  

盤の色やピクチャーレコードも気になる

盤の色も、黒色より赤色や違う色の方が珍しく人気をよぶこともある。黒色以外には赤色の赤盤が多いが、黄色・緑色・青色等の色々な色のレコードも出ている。

それにピクチャーレコードは飾っておくには丁度良い。サージェントとアビーロードのピクチャーレコードは、今でもオークションなどで手に入れることができる。

変わった音が聞きたい

今CDで初期のビートルズのアルバムはモノラルで出ている。昔は、ステレオで出ていたので、初期のビートルズの曲をステレオで聞くには昔のレコードが便利である。(ジョージ・マーティンはリミックスの悪いステレオよりモノラルで聞いて欲しいらしいが)

逆に、中期以降のCDはステレオで聞けるが、モノラルは発売されていない、そこで昔モノラルレコードで出ているLPに人気が出ている。モノラルでの発売シリーズは今でも人気があるのだが、ホワイトアルバムは特にステレオとリミックスが違う曲が多いので特に人気がある。

ちなみに、アナログ盤でのみリリースされた作品もあります。

ポール・マッカートニーとフリーランス・ヘルレイザーの新プロジェクト「Twin Freaks」(2005年6月発売)です。奇妙なジャケットもLPサイズで見るとなかなか味がある。見開きジャケットに、1枚ずつLPが入っています。アナログでしか発売しなかった所にこのアルバムがアート感覚の実験作という意味もあるのかもしれません。

楽しんで作ってみたけど、オリジナルアルバムとしては出せない内容なので、一部のファンには楽しんでもらおうという内容ですね。なかなか面白い、だけど傑作ではなくポールのお遊びを楽しむくらいのつもりで聞くのがいいでしょう。ファイアーマンやリバプール・サウンドコラージュほどは前衛的ではなく、ポップなつくりです。

コレクターは全部現物で揃えたい

揃える事は、コレクターの楽しみである。シングルレコード、EP盤に1〜2万円以上の高値が付いているのはそういうコレクターの楽しみと思われる。どう考えても音源は一緒なのだから、希少価値、貴重な品物を飾ったり揃える楽しみである。これも記念切手と同じ心理で勿論状態が新品に近いものが高値が付いている。しかし、オークションを見ると、聞き込んで盤は擦り切れてます、ギターコードの書き込みがありますというEPでも落札者はちゃんといる。

誰も聴いた事がないレコードを手に入れたい

ヤフー・オークションでジョン&ヨーコがプロデュースした、すぐに歌詞の内容で発禁となった「ローマ法王とマリファナ」が1031000円で落札された。発禁になったLPとはいえすごい・・・。コレクターの究極の一品でしょう。(CDボックスで発売されました。すると希少価値ということになるのでしょうね。)

「記念として発売」
日本公演の1曲目に演奏された「ロック・アンド・ロール・ミュージック [Analog] が2
011年6月29日に、ザ・ビートルズ来日45周年記念盤!(コレクターズ・ナンバー入り )として発売されることになりました(モノラル・赤盤)。今時(?)CDシングルではなく、アナログシングルで、日本限定発売でコレクター・ナンバーが入っているというのは、記念品としての意味でしょう。アナログの音の味わいを楽しむファンだけはなく、プレイヤーがなくても部屋に飾るために購入するファンがいてもおかしくありません。また、ビートルズのデビュー50周年を記念した限定シングルLove Me Do [Analog] も発売されました。(Record Store Day's Black Friday2014年11月28日発売の、ロングトールサリーの7インチEP再発も売り切れ

        

リンク:DaveDermonV's Beatles Single Pages  THIS BOY