もどる     

夜叉が池伝説マラニック
2003.7.26・27 岐阜県神戸町〜坂内町
夜叉が池ウルトラマラニックと聞いて、まず最初に感じた事は何処なんだろうと言うことでした。大会予定を見ると、初日44キロ、2日目89キロの2日間で実施するらしい。岐阜県で開催されるらしい。走友の野村さんが昨年富士登山競走と連チャンして、完走出来なかったと言う情報しかないが、とりあえず、面白そうなので、参加申し込みすることにした。申し込みした後で調べてみると、初日の走った後は、体育館で雑魚寝をして、2日目の朝は3時半スタートで懐中電灯がいるようだ。一番肝心なのは、夜叉が池の場所が、岐阜県と福井県の県境の尾根にあると言うことが後に解った事だった。
7月26日9時過ぎにスタート会場の岐阜県安八郡神戸町(ごうどちょう)に到着、車を役場駐車場に止めて、今回一緒に走ることになった、うららさんとまず合流し、受付後に野村さんとも合流出来て、野村さんは今年も富士登山競走と連チャンで、今年は時間内完走したとの事だったが、昨年は夜叉が池の初日から体調不良で走れなかったそうで、今年は体調は良いそうだが、富士登山競走の後で、走れるか心配だった。
レースは11時神戸町役場をスタートし、サブスリーランナーのうららさんと、女性サブスリーランナーの野村さんと3人で一緒にスタートした。野村さんの提案で3人で走ることになったのだが、男性2名は始めてのコースで様子がよく解らないし、女性と一緒に走れるので、願ったりかなったりでした。心配していた気温は梅雨明けが遅れた原因の北の高気圧のおかげで、冷気が入り込んでいて涼しくて、走りやすい。スタートはクラウチングスタートといきたかったが、300名超の参加者の前では危険なので、みんなと同じでちゃんと立てってスタートしました
ラップ表
1日目    45.1キロ                   2日目 89キロ
5キロ    32:07(夜叉堂にお参り)         60キロ 1:31:32(登山道に向けて軽い上り)
10キロ   32:37(茶畑横のアップダウンの道)   65キロ   30:27(山間の道をくねくねと)
15キロ   28:23(茶畑を越えて平坦)        70キロ 1:38:01(山登り区間)
25キロ  1:06:55(揖斐川沿いをくねくねと)     75キロ    20:32(登山道下りを含む)
35キロ   59:59(R303の上りを含む)       80キロ   26:32(下り区間を気持ちよく)
45.1キロ  57:26(横山ダム湖からゴール)     85キロ   33:58(ダム湖で写真タイム)
                               90キロ   33:37(お花摘み)
                               95キロ   34:01交流センターで一息)
                              100キロ   30:50(下り気味でペースアップ)
                              105キロ   29:08(ペース早く遅れ気味)
                              110キロ   31:30(下り気味でペース早く遅れ気味)
                              115キロ   44:24(2人から離れるがエイドで追いつく)
                              120キロ   16:33(大爆走中だが表示おかしい)
                              125キロ   24:11(大爆走中でそろそろ失速)
                              134.7キロ  53:41茶畑横のアップダウンで大減速)
コースは神戸町役場を出発後交通量の多い道路を横切ってから北上し、2.9キロ地点にある夜叉堂にて道中の安全と完走を願ってお祈りをする。ここにもエイドがあり、湯のみで麦茶をいただき、西に向い山の突き当たりに有る池田温泉手前を右折する。このあたりで8キロぐらいで、神戸町の中心部から田園地帯の平坦な歩道を走ってくる
山すそのアップダウンの道を進むとそこはきれいに刈り込んだ茶畑が美しい。8キロ位から15キロ地点までアップダウンを繰り返す景色のいいコースだが、この美しいアップダウンが帰りには絶好調になって大爆走していた私達の前に大きく立ちはだかって、大失速の要因になろうとは、知る由もなかった。行きはいい気持ちで走ってポーズも決まってます。
17.2キロの川原神社エイドです、こうしたエイドはほぼ2.5キロ事に有り、真昼に走るランナーの命綱です。初日は距離も長くないので、食べ物はあまり必要では無いのですが、並べられるとついつい食べてしまいます。茶畑のアップダウンを越えて平地に入り、元気に走れていますが、初日は2日目の事を考えて、とにかく体力温存で無理をしない走りでキロ6ペースで抑え気味に走る。
スタートから約2時間、まだまだ余裕でこんなポーズで記念撮影、揖斐川を左に見てこのあたりは、大きなアップダウンも無く余裕で走る、20キロ手前あたり。
スタートから3時間、国道303号線名倉大橋を渡る、真っ直ぐな道路とトンネルが繰り返し、最近整備されたようで、トンネル内の歩道も広く走りやすいが照明が暗く、足元が見えにくいのが難点です。橋の下は揖斐川の流れですが、梅雨明け直後で、かなり濁ってました。国道303号線を34キロ手前の道の駅藤橋手前まで走り右折して旧道へそれる。道の駅藤橋の案内板を見てから、アイスクリームを食べたいと、期待して走っていたのだが、直前でコースがそれて食べられなかった。橋の向こうの道の駅まで400メートル程、寄り道する気は起きなかった。
スタートから3時間43分、36キロあたりの揖斐川の横山ダムへの坂を上る。ダムを渡って、ダム湖の奥いび湖を右に見ながら、多少のアップダウンを走り、40キロあたりまで下りでは、野村さんが前に出てペースが上がる。ゆっくりでは物足りないようだ。このあたりの道路は歩道は無いものの、広さは十分あり安心して走れるが、落石防止の洞門では、足元が濡れている所もあるが、日陰になって心地良い。
スタートから4時間24分、42.8キロ、初日の宿泊場所の坂内村交流センター前のエイドに到着。ゴールは遊ランド(道中祭会場)なので、あと2.3キロで初日のゴールだ。ここまで来れば、着いたようなもので、一安心と言った所。ゴールも近いので、給水だけで済ます。ラスト10キロぐらいからは、飲み物だけにする。
スタートから4時間37分、45.1キロ地点の遊ランドゴール地点この橋を渡るとゴールのテープが待っている。スタミナ温存でほぼキロ6で走れた。最後も遊ランドに入り口から上りになるが、自然とペースが上がった。ゴール後温水シャワーが建物の内部と、屋外に仮設のものが設置してあり、汗を流せる。レースで汗をかいたウエアーを水洗いして絞って会場内のフェンスに干して明日に備える。レース後はお弁当とお茶をもらい、金券1000円ももらって、道中祭会場のテントでイカ焼きに焼き鳥、ソバを買って夕食にする。夕食後はバスで、宿泊所の坂内村交流センターに向かうのだが、バスが出た後で、マイカーで送ってもらい、入り口で明日の朝食用のおにぎり3個とオレンジ、バナナをもらい、毛布を一人1枚取って、寝るスペース作りで、交流センター内の2階に上がって注意されて、1階の廊下に陣取り、小学校は女性用だが、1階は男性も使用できると聞いて、小学校へ移動して、毛布の柏餅で横になる
2日目 89.6キロ
昨晩はすぐ近くでいびきをかく人がいて全然眠れなかった。大人数で雑魚寝だといびきぐらいは仕方ないところだ、スタートが3時半なので、一人夜中に手探りで朝食のおにぎりフルーツを全て食べて、また横になって、2時ごろになるとみんなが起き始めて食事が始まった。2階の女性用のフロアーの男子トイレに行くとだれも使って無くてラッキーだった。スタートは真っ暗な3時半、ガッツの入ったスタートポーズで始めてのヘッドキャップを点けてのスタートだ。真っ暗な中でのランには照明は必需品だが、持って無いひとが以外に多い。暗い夜道をキロ6ぐらいで走る。夜が明けて来たのは、1時間ほど走ってからだった。ヘッドキャップをしまい、登山道を目指して徐々に強くなる傾斜を走る。
スタートから1時間55分夜が明けた山道を登山道を目指し走る上り傾斜がきつくなってきた。20キロ弱だろう、間もなく林道終点で登山道に入る。登山道入り口がなかなか来ない。初めてのコースで長く感じる。通算65キロ弱でまだまだ元気です。
スタートから2時間6分、21,1キロ、通算72,4キロ、林道終点の鳥居に到着、ここまで丁度キロ6ペースでいい感じ。この先で靴を汚れてもいいものに履き替えて、スポーツドリンク1本受け取り、登山用に軍手使い古したもの1組受け取り、登山道に突撃。(軍手は新しい物だったら氷を入れて頭を冷やすのにそのまま持って行こうと思っていたが、古いので、帰って来た時に返した。)
登山道はアップダウンしながら進むので1/3位は走れるが、沢からの水も多く置石を滑らないように慎重に渡って進む。スタートから2時間40分で滝に到着。登山道に入ってから40分ほどの地点。頂上まではあと10分程か?。山道でうららさんは辛かったようだが、上りは体重が軽いぶん、楽に登れたように思う。
頂上はあと少し、滝の上の左が夜叉が池があるところ、緑が美しい。滝の左に登山道を登っているランナーが見える

頂上まであと少しでこの余裕のポーズ、野村さん

同じく頂上まじかで、ハイポーズのうららさん
沸き水がおいしい、みんなコップに一杯飲んで通ります。湧き水を飲むうららさん。
やっと夜叉が池に到着、3人揃って夜叉が池をバックに記念写真、スタートから、ほぼ3時間経過の6時28分撮影。今回は遠近法の逆手にとって、でっかい人が前に出ました。それではやはり、みすぼらしい。立ち位置が反対だったなー。2日目24,2キロ、通算69.3キロ地点。これからの下り及び帰りのコースはこれまで走ってきたコースの折り返しになるので、写真は殆どありません。コースは同じで暑さと、疲労度が違っています。
夜叉が池を降りて、靴をランニング用に履き替えて下りを元気に走ります。スタートから4時間6分、30キロ位、通算80キロの手前あたりの下りで、一人調子に乗って先行していましたが、写真を写しているうちに、追いつかれました。
81キロを過ぎたあたりの神岳橋にあるダム湖で水の色が深い水色に緑がかって、なんとも美しいダム湖でした。往路で通過したときには、明るくなりかけで、朝もやの中でした。復路のここで何枚も写真を撮ったのですが、どれもきれいです。これ以降後半の写真は私の写したものはありません。往復コースなので、往路で判断して下さい。
深瀬橋88.1キロで国道303号に再び出ます。ここまでは下り気味にコースは進みます90キロまでは33:37でしたが、私がお花摘みに行ってタイムロスになりましたが、走りのペースはキロ6を上回るペースで3人で進みます。写真はお花摘み中にゆっくりしていた、野村さん達です。その後2日目スタート地点の坂内村交流センターエイドで一息入れて、その先の95キロ地点が34:01で通過、そろそろ疲れてくる。横山ダムに向かって軽い上りになるが、野村さんはいいペースで走っている。100キロ地点30:50で軽い上りは上りきったが、ペースが上がって、ついて行くのが、きつくなってくる。このあたりからエネルギータブレットを3粒、4粒と食べながら走る。気のせいか3キロ程は走れる感じだ。
100キロ地点通過で残り34,7キロだ、気持が少し余裕が持てる。横山ダムに向かってペースはまた上がったようで、2人から少しずつ離れ気味になっていくが、なんとか追いついて105キロは29:08だった。この区間は下りが多いのと、2人のペースが速くてタイムは良かった。
110キロ31:30はコースの途中に道の駅の向こう側に出る所があって、アイスクリームが食べたい誘惑にかられ、これから先店を探しながら走るも、コンビニも店も無かった。この区間も離れ気味だ、下りが続いて右太股の前が痛くなり、もう駄目だ、2人で先に行ってくれとお願いして、少し離れて走る。
114,4キロの揖斐川大橋エイドで2人は待っていてくれた。給水を受ける時に、残り21キロだよと聞く。
あとハーフの距離と聞いて、なんだか急に走れるような気がして、走り出すと少ししてから、急に気持よく走れだして、115キロは44:33だったが、距離表示がおかしいようで、ペースはキロ5を上回るスピードでぶっ飛ばして走っていた。115キロ前の状態が嘘のような変貌ぶりで、エイドで給水した後も、行くぞー!と掛け声をかけて、それに野村さんも応えてくれて、オーとか行って、すごいハイな状態で、うららさんも驚いただろう。120キロは16:33、そんな訳ないだろうで、115キロの44分と合わせて、1時間だが、スピードは、そんなもんじゃあ無く、数人のランナーも一気に抜き去り絶好調、このままのペースで走りたかったけど、121キロあたりの粕川大橋過ぎから茶畑に続く上りが現れ、足も限界に近づいて、歩きを入れる。125キロ24:11だった。アップダウンは7キロぐらい続いたようだが、きつい上りは歩いて、平地と下りは走って、やっとアップダウンが終わった、長かった。平地になってから、もう先ほどの元気は何処へ行ったのだろう、やっと走っている状態で、エイドだけが楽しみで、ひたすらゴールを目指して、神戸の町に入った時には10時間はもうあきらめて、ただ、ゴールをしたいと願って走り続け、ついにゴールの神戸町役場が見えて、時計を見ると10時間切れそうで、3人で切れると言った瞬間、またもや、パワーがよみがえり、ゴール目指して大爆走で200メートルほど、ぶっ飛ばして、最後は3人手をつないでゴールテープに飛び込んだ。時計を見ると、ストップウオッチが9時間59分59秒で止まっていた。長いレースがやっと終った。3人で一緒に走れて良かった。ゴール後は一緒に走ってくれた、うららさん、野村さんにありがとうの気持が沸いてきた。ゴール後、汗を流して、もちろんアイスクリームを買いにうららさんと、重い足を引きずってコンビニに直行した。