ミヤコワスレ 栽培のポイント  

     


●鉢植えの場合
○培土には、赤玉土または庭土などに腐葉土(完熟堆肥)を3〜4割混合した、水はけ、水もちの良いものを用います。1株植えの場合は4号鉢、3株植えの場合は6号鉢程度を用いるのが、管理しやすいでしょう。プランターに植える場合は、4〜5株植えにします。
○初夏から秋までは、強い光線を避け、半日陰になるところで管理し、乾かさないように水やりを行います。肥料は、春から秋まで、7〜10日おきに液肥を与えるか、2ヶ月に1度緩効性肥料を少量施します。冬は、鉢土が乾いてきたら水やりを行う程度で、肥料は必要ありません。12月からは、直接霜があたったり、鉢が凍ったりしないよう、日当たりの良い軒下等で管理します。3月中旬になると花茎が伸び始め、乾きやすくなりますので、水やりを多くします。

●庭植えの場合
○庭植えにする場合は、夏に半日陰になる落葉樹の下などに、あらかじめ腐葉土等を入れてよく耕しておきます。株は10〜15cm間隔で植え付け、植付け後は十分に水やりを行います。乾燥する場合は、適宜水やりを行ってください。冬には、株元に落ち葉やワラを敷いて、防寒を行います。
○なお、切り花で楽しむ場合は、花の咲いた茎を根元から2〜3cm残して切れば、株の傷みも少なく、子株も吹きやすくなります。
○植え付けて1年も経つと大株になりますので、株分けを行います。花が終わった6月頃、または涼しくなる9月中旬〜10月に、根を傷めないように掘り上げ、1株が2〜3芽になるように株分けします。