みまさか桧構造材で家づくりC
― 岡山らしい住まい ―


「みまさか桧の構造材での家づくり」は、昨年9月に国の事業採択を受け、実現へ向けての研究を今日まで取り組んできました。

 この度、やっと設計マニュアルが完成し、初めての試みとなる桧だけの製材品構造材による長期優良住宅づくりへと、本格的なチャレンジが始まります。

 美作桧と岡山県産材を100%使用することをコンセプトに、「丈夫で長持ちする住宅」「間取りの可変性や防火・耐火に対応」などの特徴を持たせて、次世代にまで引き継がれることが可能な木造住宅を目指しています。 今回は、その「次世代型岡山の家」モデルプラン(イラスト)を紹介します。


 


 


 



 これからは、実際に桧構造材で建てる住宅を検証しつつ「岡山らしい、岡山にふさわしい住宅」とは何かについて、「おかやま木の家推進研究会」では、皆で意見交換を重ねながら、更なる進化への追求や、より良い住まいづくりについて考え続けたいと思っています。

 こういった地域木材の活用こそが低炭素社会づくりに向けての活動につながることと信じて頑張っていきたいと考えています。関心をお持ちの方は、お気軽に左記までお問い合せください。





   【2011年5月30日(月) 岡山日日新聞掲載】
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いえ・ひと・まち 【第15回】

岡山の風土を伝承する民家(住宅)の形
・温暖な地域のため風通しが大切
・木や土による湿度調整
・日差しを遮る深い軒
・夕涼みができる縁側
・黒壁と白壁による街の景観
・平面が田の字プラン
  ―可変性のある間取り
・土間のある暮らし
・地域の人による家づくり

深い軒は夏の日差しを遮り、冬は住宅の奥まで日が差し込み土間ホールの床に蓄熱させる方法とする。

南―北や2面方向の対角的な開口部また立体的に開口を設けることにより、心地よい風通しのある暮らしが実現できる。

間仕切壁より先に床や天井を仕上げ、その後に間仕切壁を造る。

この床勝ち、天井勝ち方式を採用することで、将来最小限の施工で間取りの変更が容易にできる。