モー娘新曲ジャケットに矢口“最後の姿”

 「モーニング娘。」のリーダー矢口真里(22)の電撃脱退から一夜明けた15日、関連サイトには「矢口らしくない」と脱退を惜しむ声が相次いだ。一方、脱退のきっかけとなった交際相手の俳優小栗旬(22)のホームページは、アクセスの殺到で掲示板が完全にパンク。また、矢口参加のラストシングル「大阪 恋の歌」が予定通り27日に発売されることになり、ジャケットには11人での最後の姿が写っている。

 今月27日に予定通り発売されることになったシングル「大阪 恋の歌」。そのジャケットは、矢口率いるモー娘“イレブン”の最後の写真になった。

 自分のことを「おいら」と呼ぶなどボーイッシュなイメージが強かった矢口が、やけにセクシーで大人っぽく見えるのが印象的。脱退を電撃発表した際に「モーニング娘。のメンバーになって7年。大人になっていく自分を常に感じていました」とコメントした意味が分かるような写真だ。

 モーニング娘。の矢口として通算25作目のシングルCD。楽曲はミディアムテンポの“失恋ソング”で、熱愛真っただ中の矢口が歌うにはちょっとイメージが違いすぎるかも!?ただ♪好きなんよ 好きは好きなんよ――のサビをはじめ、恋の切なさが描かれているあたりは、今回苦しい選択を迫られた彼女の境遇に当てはまり、いろんな意味で話題になりそうだ。

 同曲は16日、東京・八王子市民会館で開かれるコンサートでも披露される予定。ただ、他の曲も含め、矢口の担当パートを他のメンバーが歌うことになるため、本番直前まで修正のリハーサルが重ねられることになる。

 ステージにはもちろん、矢口の姿はない。後任の4代目リーダーになった吉澤ひとみ(20)が、コンサートの冒頭でファンに事情説明と今後の決意を語るものとみられる。悲しみを乗り越え、どんなステージを見せるのか注目される。

 ≪小栗のHPパンク≫モーニング娘。に関連するサイトにはこの日、多くのファンから脱退を惜しむ声が相次いだ。「本人の口から直接コメントを聞きたい」と求めるものが多く、中には「今までずっと応援してきたのに、自分の都合で辞めるのはあまりに勝手すぎる」と悔しさをあらわにするものも。また「モーニング娘。はどうなっちゃうの?」とグループの今後を心配する声もあった。一方、小栗のホームページは前日夜にパンクしたまま、復旧できない状態が続いた。