矢口お願いカムバ〜ック モー娘。脱退後初ライブ ファン1000人署名活動
俳優・小栗旬との熱愛が明らかになり、14日に矢口真里(22)が脱退した「モーニング娘。」のコンサートが矢口不在のまま、16日、東京・八王子市民会館で行われた。矢口が担当していた歌割りやダンスのフォーメーション変更などの退団余波で開演は約30分遅れ。会場の外には異例ともいえる約1000人のチケットを持たないファンが集結し、矢口真里モー娘復帰への署名活動を熱心に行う姿が見られた。
新リーダー吉澤「潔い決断」
異例ともいえる約1000人のファンが全国から集結した。突如矢口不在となったモー娘のコンサート。東京・八王子市民会館前は会場に入れない人であふれ返った。
岩手、愛知、宮城から駆けつけたファンが「矢口真里の『モーニング娘。』復帰のための署名活動をお願いしまーす!」と叫ぶ。約2200人の署名を集めた私設ファンクラブもあった。その書き込みには「辞めるな!」「矢口さんがいない娘なんて考えられない」など納得いかない声が大半を占めた。
30分押しで開演した。舞台裏はバタバタだった。本来矢口が担当する歌やダンスの変更でリハーサルに4時間かかった。幕があがると、やはりそこには矢口の姿はない。メンバー10人がそろって登場し、横一列に整列。みな神妙な面もちだ。
静まり返るコンサート会場。ファンはかたずをのんで見守っていた。新リーダーの吉澤ひとみ(20)は「報道ですでにご存じの方もいると思いますが、私たちモーニング娘。のリーダー矢口真里は4月14日をもってモーニング娘。を辞めてソロ活動を行うことになりました」とあいさつ。
続けて「納得できない方もいると思いますが、私たちメンバーはヤグっつぁん(矢口の愛称)らしい潔い決断だなと思いました。そんなヤグっつぁんの気持ちをくんで下さい」と話すと約2000人のファンからはどよめきとも歓声とも取れる声と拍手が起きた。
矢口もレコーディングに参加した27日発売の新曲「大阪 恋の歌」などを元気いっぱいに熱唱し、約2時間のステージをやり遂げた“新生”モー娘だが、「恋愛をしててもいいから戻って来て欲しい。本心が聞きたい」と話すファンもいた。矢口本人からなんらかの説明がないかぎり、この騒動は収まりそうにない。
会見予定なし
矢口の所属事務所は引き続き、矢口のメンバー脱退やソロ活動に関しての会見は行わない方針という。「先日(14日に)ファクスでお伝えした通り。それ以上のことは申し上げられない」とコメント。ソロ活動については「(ソロが)14日に決まったばかりということで、いまだ今後の展開がまったく決まっていないから」とほとんど白紙の状態だ。