『Reterner リターナー』
2002.9.6
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。。。。。  
 隙だらけだ、
 マネっこだ、
 残酷だ、
 などと、ありふれた言葉を使って、いとも簡単に貶すことができる作品でありましょう。

 でも、私は、コレ、好き。
 ただの好きではなく、無条件に好き。
 
 ぴったりくる。
 ギリギリな感じ。
 あと数ミリのところで持ちこたえるような、そんな絶妙なバランスを体感させてくれる。 

 作品に遭遇できた幸運が指先まで満ちているような感覚で映画館をでることなんてめったにない経験をさせてもらった。
 
 わたくし的には、『ポストマン・ブルース』に『ミッション・ツゥ・マーズ』と『ダーク・シティ』を加えたような稀有な傑作。
 でも、きっと世間様的には、「マネっこ映画」で済ませれちゃうんだろうな。
 (断っておきますが、私は『マトリックス』も『E.T』もぜんぜん好きじゃありません。)
 

 翌日、『ジュブナイル』をビデオで観た。
 うーん、まぁ、悪くはないし、水準以上だと思うけど、『リターナー』のようなスレスレ感はなかった。
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