『白い船』
2002.8.23
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。。。。。  
 ううううむぅ。

 冒頭。
 わけわかんない嵐のシーン。
 それから、小学生の兄妹の登校風景と 教師とおぼしき女性の出勤風景が交互に映される。
 
 ここらへんまでの、流れは、すっごくワクワクしちゃう。
 うわぁぁぁあ、なんか、いいないいな、どうなるんだろう。


 つーのは、その一瞬で、あとは、タルかった。
 
 実際にあった、というか、今もあるお伽話のような実話らしい。
 
 確かに、「実際、そういうことがあったんだろうねぇ」というエピソードがいっぱい。
 でも、「映画」にするんなら、「敢えて省けよな」、というどーでもいいよーなものまで消化されないままにてんこ盛りされていて、観ていてゲンなりしてしまうのだな。

 加えて、ストレートで単純な「やっぱ、田舎はいいよねぇ」メッセージがいっぱいで、これにも、うんざりゲンナリ。
 田舎に住んでるヒト=心が「ピュア」、ってか?
 そりゃ、あーた、あまりに単純すぎ。 
 

 まぁ、でも、一番の元凶は、私が、海とか船とかに、ロマンも何も感じない人間だということかもしれないな。
 「海を船が通っているのは、あたり前じゃない?」としか思えないもんだからさ、彼らが「白い船」にあそこまで執着するのがぜんぜんわからないいんだもん。(爆)
 よかったわ、私みたいのが、あの子たちの担任でなくて(笑)。
 
 で、こんだけ、けなしてる癖に、「ただ船から手をふるだけ」で泣いちゃうんだよなぁ。ポリポリ。(苦笑) 
 
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