『ハリー・ポッターと秘密の部屋』
2002.11.24
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。。。。。  原作未読。
 
 一人で観に行くかどうかは疑問だけど、お子様のお付き合いで観る分には、上等な部類に入る。
 
 わかりやすい無毒なディズニーさんタイプではなく、きっちり毒が効いているのがイイ。

 主役の三人が、自分ではどうにもならないそれぞれの悩みを抱えながらも活躍する、というのが、大人が観ていても楽しい。

 ハリーくんは、おじさん一家で虐げられ心安まる家庭がないし、そして、まだまだ自分が何者であるかも掴みきれていない。
 ロンくんは、あたたかい家族があるにはあるが、とんでもない貧乏ときた。
 ハーマイオニーちゃんは、成績優秀なのにその出自を純血(?)のドラコに馬鹿にされる。
 
 おなじみスネイプ先生は相変わらず胡散臭いし、ハグリットもいいヤツだけど謎めいたまま。ドラコのいけすかないぶりもエスカレートするばかりで、これまたイイ。ロックハート先生のヘナヘナ野郎ぶりも、期待を裏切らない。そんな中だからこそ、ダンブルドア校長の存在が光ってくる。 
 

 善もあれば悪もあり、「みんな仲良く」なんてお題目がうそっぱちなんだとしっかり気が付いている子どもたちが、惹かれるのも無理もないよな・・・。
 

 
ところで、我が家で結論が出なかった二つの謎。

=その1
「なぜ、ハーマイオニーとロンは抱き合わずに握手だったのか」。
 あの唐突な二人の様子はいったい??
 
=その2
「ハグリットは、なぜ、蜘蛛のあとをついていけと言ったのか」。
 ロンじゃないけど、自らの無実を訴えるためだけ??旦那、そりゃ、ちょっと危険すぎじゃあないです?

 原作、読めばわかるのかな?(でも、読まないだろうな)


 しかし、三人とも、前作よりぐっと大人っぽくなっちゃって、もう、限界って感じじゃないかなぁ・・・・。
 次作が心配。
 
 
   
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