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原作未読。
TVドラマ版未見。
「夢かぁ。
・・・・。
あたし、夢なぁんて、なぁあんにもないや」
そう、夢なんてないんだよね・・・・。
からっぽなんだ。
いやいや、何かあるんじゃないだろうか、と探してみても、やっぱりないんだよね。
はぁぁぁ。
マサコの性格から察すると、夫がリストラされてハローワーク通いしても、2.3年は夫の収入なしで生活していけそうな蓄えくらいちゃんとありそうだよね。
でも、パートにでて働いて、その上、そこで同僚相手にお金貸して、ちゃあぁんと利息とって、きっちり収入をあげてる。
そんなにお金貯めて、何か実現したい夢があるかと言えば、そんなもんないんだよね。
でも、稼いで貯めちゃう。
そういう性分なんだよね・・・・・。
「いつかオーロラ、見に行くんだ。そう思ってたら、なんだか、頑張れそうな気がする」
あぁ、いいなぁ、そんな夢。
衝動的に夫の首を絞めちゃうところや、その後、プリン食べちゃうところとか、死体を前に「消えてなくなっちゃってくれたらいのにねぇ」とか呟くとことか、一見、リアルじゃないようでいて、実はすごくリアルでコワイ。
考えてみれば、台所の包丁を使って、お風呂場で死体を解体して、燃えるゴミに出しちゃおう、なんて、荒唐無稽な発想も、実に生活感漂っていて現実的。
ホントは、とんでもない凶悪犯罪なんだけど、観てる間はそんなこと気が付きもしない自分にびっくり。
こりゃ、私も相当、危ないかもなぁ・・・・。
原田美枝子の「イケてる」ぶりは、一見の価値あり。
男性陣、間寛平と香川照之(でいいのかな?『KT』以来、ちょっと気になるんだなこの人)も、原田美枝子に負けないくらいいい味。
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