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あぁ。
予想以上の秀作。
観てよかったぁ。
わたし、父方も母方も父親を戦争で亡くしているので、「戦地に行って生き残った人たち」に、身近に接したことがないのですね。
接したことがないから、というのもあるのですが、この世代の(男の)人たちって、わたしにとって、ちょっと違和感のある特別な存在です。
被害者であったにせよ、加害者であったにせよ、地獄のような体験をしながら、その後、平気に暮らしている(と言っては語弊がありますが)人たちというのもちょっと理解不能だし、反対にその呪縛をとくことができないでいる人たちにもどうやって接したらいいのかわからないから。
去年、『ホタル』でそういう人たちの姿をみせてもらって、涙涙だったのですが、この作品のおじいちゃんたちと周りの人たちにも涙涙涙でした。
日本人ではない(という言い方は正しくないかもしれないが)のに日本軍の兵隊として死んでいった彼のハーモニカが50年以上後に、アメリカ海軍にパパが勤めるケン坊の手に渡るという設定。派手に描かれているわけじゃないけど、ぐっっときます。
三橋達也(すげぇ良かったです)、大木実、青木富夫とともに、1923年生まれなんだそうです。2000年の作品だから、みなさん、当時77歳ですよぉぉ。
信じらんない。
ぶらぼーー。
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