『ディスタンス』
2001.9.24
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。。。。。  
 是枝裕和で、題材がカルト教団の無差別殺人で、ARATA、伊勢谷くん、寺島進に浅野忠信が加わるとなったら、そりゃ、もう、観に行かないわけがないじゃないですか。

 って、今回も、やってくれましたねぇ。
 もう、ラストなんて意味不明。(笑)
 いったい、なに?????

 前回の『ワンダフルライフ』だって、パンフレットなんて3年に1回くらいしか買わない私(一番最近、買ったパンフは『ウルトラマンティガ』^^;)に、自分で書き下ろした小説『ワンダフルライフ』を買わせたようなヒトなんですよ、この監督さんは・・・・・。(なんでかというと、どうしても理解できないところがあって気持ち悪かったからなんですが、それが何だったのかはまったく覚えてない))
 今回もね、この映画周辺の単行本とか出してるみたいで・・・。
 いえ、まだ、買ってないんですけどね。
 とても、気になってます。
 
 私、基本的に、映画は、その作品だけで勝負せぇよ(=映画以外の媒体で、あれこれ説明するなよ)と思ってるもんですから、パンフとかも興味ないし買わないし、こんな謎かけみたいなの大嫌いなはずなんですけどねぇ・・・。
 なぜか、このヒトのは仕方ないかぁ、と思っちゃう。
 
 あぁ、あれは結局、弟だったのか恋人だったのか?
 あのおじいちゃんは誰だったのか?
 そして、あの写真は????
           誰か教えてください。

  
 こんな言い方って、悪いかもしれないけど、兄弟ってぇのは、そりゃ、自分で「あいつと兄弟になるんだ」と思ってなるもんじゃぁないので、いいんですよね。まだましだと思う。
 でも、夫とか妻とか恋人とかだと、ツライだろうなぁ。
 ああいうのって、体内に冷たい石を置いてかれたようなもんだ。
 嬉しいことやいいことがあって、心もほんわか温かくなりそうなときも、その石の冷たさのせいで、ひゅるるるるると冷めちゃうんだろうな。
 うわぁ、ツライよなぁ、それって。
 もちろん、その石のでき方もさまざまで、寺島進のほうは、突然、大きな石を押し込まれた、という感じ、夏川結衣のほうは、小石が積み上がっていくのを感じながらもどうしようもなかったという感じ。 
 どちらもツライ。
 
 凄くリアルでつらすぎ。

 
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