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うーーーーーーー。
それは、ないよ。
ぜったいに反則だ。
涙が止まらなかった。
あんまりな状態なので、観終って近くの公園に避難したのだけど、そこでも20分近くダラダラ泣いていた。
・・・・だって、トムトムと同じ顔で笑う子を知ってるんだもん。まったく、同じなんだもんなぁ。
まだ小学1年生のその子は、トムトムと同じように、すこし他の子と違っていて、周りの大人も子どももほとほと手を焼いている。
だけど、すっごく可愛いくて、私は、彼が大好き。
・・・・でも、その笑い顔を見てたら、「もう、このまま大きくなったらダメだよ。」なんて思ってしまうんだな。
だって、彼が成長して大人になっても、そう簡単に生きていけるような世の中でないことは、あきらかだから。
ほんとに、勝手なやつだ。
そんな勝手なことを思っている無責任で傲慢な私の心を見透かされたようで、情けなくて仕方なくて、涙が止まらなかった。
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(この映画の感想ではないですが)
映画を楽しめるって、なんだかんだ言っても幸福なんだろうな、としみじみ思う。
映画の中で、愛する人と別れようが、親友が死のうが、つらいことも、悲しいことも、結局、全部、絵空事なんだもんなぁ。
「映画が好き」と はばからずに言えることは、ぬくぬくした日々を送ってるということなんだろうな。きっと。
私は、ヨワヨワだから、ぬくぬく暮らして、おばあちゃんになっても、相変わらず、絵空事にどきどきしたり涙したりしていたいなぁ。
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