『はなればなれに』
2001.4.21
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。。。。。  
 1964年のゴダールの作品です。


 すごく懐かしい。

 と、言っても、私がこの映画を観たことがあるわけじゃなくって、私が、「映画」を「映画」として意識しはじめた頃に、漠然と形づくられた「私が映画に求める要素」の一部分が、かなり明確な形で目の前にひろげられた、という感じ。

 なんだろうな。
 言葉であらわすとしたら、「あやうさ」、かな。
 両側とも断崖絶壁で、ちょっと足を踏み外したら転落してしまうような道をなんでもない普通の道だと思って、普通に歩いているような、そんなあやうさ。


 これは「ヌーヴェル・ヴァーグ絶頂期(ってなんだ?)の作品」なんだって。
 もしかしたら、こういう作風に影響されたものが、その後、日本でもつくられていて、それを子ども心に、「映画だなぁ」と思いながら観た、というようなことがあったのかもしれないな、などと思ったりもしました。
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