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話は破綻しまくりなのに、許せちゃうのは、なぜなのだ?(笑)
まず、意外にも、反町が、いい。
気弱そうで自信なさそうだけど、芯はある、そんな役をうまく演じている。
そして、山崎努も、当然、いい。
『刑務所の中』から、一転、「監視長さん」(?)って言うのも笑える。
この二人のそれぞれの事情自体は、「都合がいい」と言ってしまえば、それまでなのだけど、ラストに向けてじんわりじんわりと効いてくるのが、妙に心地良く、涙涙の自分に気がつく。
うー、おかしい・・・。
こんなにも破綻しまくりなのに・・・。
なんだか悔しいので、後ろに「ヘン」な点を列挙しておきます。粗忽な私でも、こんなに「???」が出てくるんだから、ほとんどお話し的には成り立ってないのは明白です。(笑)
それなのにそれなのに、「うん、ま、いいよ」と思っちゃうんだよなー。
それは、たぶん、このお話が、メルヘンというか、そういう類のものだからなのだろうな。「そういうものだ」と受けとめると、少々(?)の綻びは気にはなっても許せちゃう。
反対に(というのもヘンだけど)、「死刑の是非」を問う映画、ととらえた方には、耐えられないものかも・・・。
ヘンな点アレコレ
●その1 なんで大杉蓮は、真犯人探しにお金を出したのか?自分を捕まえて欲しかったのか??
●その2 どうして、素人の彼らが調べてわかるような事実が、当時の警察にわかんなかったのか?いくらなんでも酷くないか?
●その3 冤罪のあの男性は、事件にどうかかわって「階段」がでてきたのか?つーか、「健忘症」で記憶がなくなっちゃったから、真犯人が思い出せなかっただけで、彼は真犯人を知ってるんだよね。健忘症になること自体、折り込まれ済みだったのか?
●その4 あの佐村のとうちゃんは、どうしてあそこに居たのだ?彼は、真犯人のことも知ってたのか??
●その5 で、弁護士先生は「等分」するに値するほどの働きをしたのかな?
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