2001/03/07 |
平成13年 2月定例会
採用試験結果の本人開示へ前進
ごみ燃焼の姿勢は変わらず3月7日には、今世紀最初の個人質問に立ち、3点の質問を行いました。まず、問題視されている岡南環境センターの継続使用に付いては、ごみの増量を言う前に市としてやるべきことがまだ有るではないかという視点から、つぎのような点を質しました。
市が管理をしている樹木などの剪定切り屑などが十分再利用されていないのではないか。学校給食で出る生ゴミをなぜ飼料・肥料化しないのか。牛乳を一部紙バックで提供しているのはなぜか。食品リサイクル法に従ってごみの約3割近くを占める食品生ゴミをごみにしないことをすべきではないか。
しかし、生ゴミのリサイクルの必要性は認めたものの、具体的には、ごみがよく分別されていない、有害なものが含まれている、コストがかかるという理由で、積極的な姿勢は示しませんでした。私はコストがかかるというなら、40億円をかける岡南環境センターの費用を当てればよいではないかと指摘をしておきました。
女性消防士の採用については、以前から進められていたのですが、ここ二年ほどストップしている状態なので、その理由を質しました。試験成績を総合して判断した結果という答弁だったので、その結果をもっと納得できるものにすべきではないかと再質問をしたところ、「試験結果はすべて本人に通知するように改善したい」との表明がありました。これは、全ての採用試験に共通だということなので、歓迎すべき方向だと評価しておきました。
市が出すゴミをまず減らせ
個人質問では、「岡南環境センターの継続を決める前にやるべきことがあるはず」という視点から、生ゴミの資源化を進めるべきだと市の姿勢を質しました。
○羽場頼三郎 市が行っている給食は、その資源化が行われているのか。
□当局 ある程度は資源化している。
○羽場 まず完全に資源化するべきではないか。学校などの給食からでる生ゴミはどうなっているのか。
□当局 残飯を出さない事が第一と思っているので完全資源化までは進んでいない。また、このようなゴミは塩分が多いので肥料には適さないと言われている。
○羽場 それはおかしい。給食から出る生ゴミは残飯だけに限らない。調理から出るゴミはすくなくとも塩分が多いとは言えないはずだ。不勉強なので、研究をすべきだ。
○羽場 給食で牛乳を出しているが、なぜ全部びんにしないのか。紙パックではごみになるだけではないか。
□当局 県の指導で牛乳は原則びんにしている。しかし、ぴんづめの工程を持たない業者がいるので止むを得ない。
○羽場 牛乳をびんで出すことの意味か分かっていないのではないか。業者のせいにすべきでない。
以上のようなやりとり(分かりやすくするために、「意訳」しています)がありましたが、はっきりいって当局は生ゴミの資源化に非常に消極的でした。ごみを本気で減らそうと思えば、まず自分が出しているごみをいかに減らすかと考えなくては。このままでは、また岡山はゴミの後進地になります。
◆(羽場頼三郎君) 代表質問が終わりまして,この21世紀の最初の個人質問に立たせていただきます。光栄の至りでございます。
時間に限りがありますので,早速質問の方に入らせていただこうかと思います。私もなかなか数字に弱いもんですから,前回質問したことをちょっとまとめる意味もあったりして,ちょっと資料をつくっておりますから,まあまたこれは後ほど参考にしていただきたいと思います。
それでは,順序に従って質問をさせていただきますが,まず岡南環境センターの継続使用につきまして御質問をしたいと思います。
これは前の議会でもさせていただいたんですが,非常に重要な問題でもございます。これまでも横田議員,また崎本議員もこの問題に触れられておりますが,私はやはりごみの処理というものは,ある意味では環境問題とも深くかかわり合いを持っておりますし,岡山市の行政の姿勢が問われるという問題だと思っておりますので,ぜひ当局の前向きの答弁をお願いしたいなと思います。
前回,私の質問の中で,いろんな数字を挙げてお聞きしたんですが,それに対して局長の方からも,また数字でお答えになった。しかし,どうもかみ合っていなかったので,ちょっと整理をしてみたんです。
資料を見ていただくと,実は私が前回申し上げたのは,左側にある数字の番号で言いますと,「3」,「4」,「5」のあたりだったんですね。「3」というのは,岡南と当新田の焼却炉が動いているときには一応750トンの処理能力があるということ。それから「4」は,今までの予定だと,当新田と東部クリーンセンターが動くようになるので,750トンで推移するということ。それから,もし岡南環境センターを残して3つ動かすとなると──13年というのは,この750トンを入れてもいいんですが──750が1,050トンになる。こういうふうに私は申し上げた。
それに対して,当局の方から,ごみの量についてはだんだんふえているんだということで,平成7年につくったごみ処理基本計画においては,17年には570.4トンになるんだと。それから,22年には604.2トンになるんだと。しかし,ごみがふえているので見直しをすると,17年には636.3トン,22年には632.7トンになると。それに対して,私が先ほど申し上げた処理能力は,炉の大きさだと。炉というのは,長年使えばだんだん処理能力が落ちてくるので,実処理能力の方が大切なんだということを言われたんですね。
それはまあそれでよくわかる話です。局長の言われた実処理能力というのは,平成13年には609トンであったものが17年には595トンに,さらに,22年には584トンに下がる。そうするとそのときのごみの出る量に対して,処理をするところが足りなくなってくるじゃないか,こういうお話だったんですね。それを確かめた上で,次に入りたいと思うんです。
まあそれ以外にも局長はいろいろごみがふえる理由をおっしゃいました。どういうことかといいますと,例えば公共下水道の脱水ケーキを年間3,000トン燃やさなくちゃならないと言われるわけです。でも,これは質問の中でお聞きしようと思っているんですが,私に言わせると,なぜ燃やさなくちゃいけないのかという理由が明らかにされておりません。例えば,衛生的な処理をするからやるんだとか,法律に基づいてやらなくちゃいけないんだとか,何かあるはずなんです。しかし,私の持っている乏しい知識の範囲の中で申し上げますと,東京都なんかでは既に,下水道から出てくるそうした脱水ケーキなどについては肥料化をしたところがあるんです。ただ,これは20年ほど前なんです。そのときは東京はどんどんどんどん都会化しておりまして,せっかく肥料にしても,使う農家がなくなったもんですから,残念ながらそのプラントは今ちょっと休止していると思うんですが,しかしやろうと思えば,そういう肥料化をすることができるんです。
また,さらに局長が,この炉を全停する,つまり,点検・修理の際にとめるということを言われたんです。でも,これは別に今からとめるわけじゃなくて,毎年毎年とめているわけですから,このことは処理能力が足りないという理由にはならないと私は思います。
最終的には,結局ごみが3%ないし5%ふえるんだということを言われたようです。じっくり議事録を見させていただきましたが,どうも私が読む限りではそういうふうにしか読めない。確かに,ほうっておけば,ごみはふえるんだということはわからなくはないんです。しかし,これは先の数字,話なんです。これから申し上げるのも,やはり先の数字なんです。未来は与えられるもんじゃないんです。ほうっておいたら来るもんでもない。未来は我々がつくるものなんです。我々がどういう社会にするか,資源循環型社会にするか,ごみを減量した岡山市にするかどうか,これからのことをどうしようかと,こういうことなんです。ですから,そういう意味じゃあ,我々の意思が働けば,ごみも減らすことができる,こういう観点からさらに話を進めていきたいと思います。
ごみは3Rでとよく言われます。さきの公明党代表質問の本郷議員のお話の中にも出てまいりました。「リデュース」,「リユース」,「リサイクル」ですね。
そうなんですが,「リデュース」というのは,ある意味じゃあ生産抑制ですから,なかなか市の方でやるというのは難しいところがあります。やれればいいですし,やりたいなとは思うんですが,これはまあいろいろ工夫が要ると思います。
その次が,「リユース」──再使用──ですね。再使用できるのに,再使用しないで燃やしているものがまだあるじゃないかといったことがありますので,そこら辺もお聞きしてみたいと思います。リユースすら十分にしないで,燃やしてしまうというのは,いかがなものかなということで,幾つか質問をさせていただきます。
例えば,先ほど申し上げましたけれども,ごみの中でも生ごみですね。これは水分も含んでおりますし,量も相当あります。この生ごみは,肥料とか飼料にするということが可能でございます。これはなぜ資源化しないんだろうかなと私は思います。資源化できないわけはないんです。私の知っている例でも,例えば,長野県の方のまちでもやりましたし,また岡山県で言えば,浅口郡船穂町では今現にやっています。それから,邑久郡の牛窓町を中心にして,つい最近まで肥料化──コンポスト化──をしておりました。
そういうふうに,これは自治体の取り組み次第でやれることですので,そこで,ぜひやってもらいたいなと思うんです。ごみの組成分析というのやっていらっしゃると思うんですが,その組成分析で,生ごみは実際には大体どれくらいを占めているのか,それをお聞きしたいと思います。これは重量と容積で示してもらいたいと思います。
それから,その生ごみの資源化をすれば,減量化になることはわかり切っているわけです,私が言うまでもないんですが。それにあえて取り組んでいないのはなぜか,これをお聞きしたいと思います。
それから,粗大ごみです。今は,粗大ごみといったって,例えば,たんすみたいに木材でできておるものもありますし,スチールロッカーみたいに鉄でできておるものもある。鉄の方は燃やすわけにいきませんけれども,しかし鉄は鉄で資源化をされている。それはいいんです。でも,木材でできている粗大ごみなんかはチップとして再利用するということが可能であるのに,チップにしないで燃やしているのはなぜでしょうか,ぜひお聞きしたいと思います。これも組成分析がございましたらお示し願いたいと思います。
それからさらに,公園でありますとか街路樹とか緑地というところを管理いたしますと,そこから葉っぱが出る,小枝が出る,草が出る。こういったものは,ある意味では生ごみとして肥料にすることは可能なんです。世田谷に大平さんという有機農業で有名な方がいらっしゃるんですが,この方はそうした出てくる緑を肥料にしなくちゃいけないというので,たしか私の記憶によると,チップスターという商品名だったと思うんですが,そういう機械を使って小さく砕いて,肥料にして土に戻すということをやっていらっしゃる。こういうことも可能なわけです。この点はどういうふうになっているのでしょうか。せっかく肥料になるものを燃やしているのではもったいないし,またごみの減量にもならないんじゃないかと思うわけです。
さらに,先ほどちょっと聞きましたからいいと思いますが,下水道の脱水ケーキを燃やす理由について。
それから,給食から生ごみが出ます。これも市全体でどれくらいの量になっているかということを,まずお聞きしておきたいと思います。そして,そのうちどれくらいがごみになっているんでしょうか。これをごみにしないで,コンポストとか飼料化するということをなぜされていないのかをお聞きしたいと思います。
それから,同じく学校給食なんですが,牛乳は大概瓶ですればごみが出なくて済むと私は思っています。これは一種のリユースですね。そのリユースをやるためには,瓶を使っていただきたいと思うんですが,そうじゃないものも使われているというふうにお聞きしているので,なぜ100%,そういうリユースできるものにしないのかということをお聞きしたいと思います。
さらに加えて,リユースといえば,何といってもリユースプラザです。このリユースプラザを閉鎖するというのはどうも納得がいかない。これにつきましては,横田議員の質問に対する答弁で,局長が,これはリユースプラザそのものを廃止するものではございません,場所の変更だと言われているんです。場所の変更というのは,私はどうも納得しがたい。というのは,そういうリユースなんていうものは,なるべく市民の目の届く,市民が行きやすいところでやるのが非常に意味があるわけです。東部クリーンセンターにリサイクルプラザつくるのは結構なんですよ。それは増設すればいいんです。でも,大体,62万市民に対してリユースプラザが1カ所しかないという方がおかしいんで,今度2カ所になりました,3カ所になりましたという方が歓迎されると私は思います。そういう意味で,豊成のを廃止する理由にはならないんじゃないかなと思います。この部分はちょっと,横田議員に対する答弁でもございますし,指摘だけさせていただこうと思います。
それから,リユースを進めるためには,リユースプラザそのものでなくても,こういった種類の施設はふやした方がいいんじゃないかと思うんですが,それについてもしお考えがあればお聞かせ願いたいと思います。
それから,土地についてです。あそこの土地は岡南環境センターのそばにあって,そういう処理も含めて非常にやりやすいということで,あの場所を選ばれたこともありますね。今度あの場所を使わないんだったら,ごみの減量化や資源化のために,もっと有効に使うというんならわかるんですけれども,そういうことになっているのかどうか,これはぜひ聞かせていただきたいと思います。
それからもう一つ,先ほどもちょっと数字の話を出しましたが,数字というのはある意味ではつつけるんですよね。ですから,数字を持ってきて言えば,そうかなと納得したようなことになってしまうので,そのもとになる数字というのは非常に大切なんです。その数字を,今度は岡山市一般廃棄物処理計画で明らかにされるということなんですが,この処理計画を岡山市が自分自身でつくるのかどうか。
もしつくらないとしたら,今までの例だと,大概,委託に出されるんです。その委託に出されたところがいろんな客観的な数字を集めてくださればいいんですけれども,市の方から注文をつけて,ごみがふえますから,ふえることを前提につくってくださいというようなことになったら,何のための基本計画かということになります。そういうことがないというふうにお答えいただきたいなと思いまして,念のためにちょっと聞いておこうと思う。市が,あえてそういう数字なんかを動かすんじゃないかというようなことを思われても何の意味もありませんから,その辺を確認したいと思います。
とりあえずごみの方はこれぐらいにさせていただきまして,次は女性消防士の方に入りたいと思います。
女性消防士は,5年間ぐらいずっと採用が続いていたんです。ところが,ここ2年ほど採用されていない。
女性の方が,男女共同参画社会に向けて,そういった仕事にどんどん参加されるというのは非常にいいことだと思っております。思い返してみれば,私も議会に最初に入らせていただいたときに,議席に座れば,前は大体真っ黒──真っ黒というとおかしいんですけれども,大体黒もしくはネズミ色の背広を着た方が多かった。そのときに,今の収入役の高田さんが教育委員のとこにたしか座っていらっしゃって,ほっとしたなというような感じを持ったりしたんですが,だんだんそうでもなくなって,今はもうそれどころか,議会事務局の方にも女性の課長もいらっしゃるし,それから選管にもいらっしゃる。代表監査委員は小田さんでございますし,それから教育委員にはもちろん女性の方もいらっしゃいます。こちらに目を転じれば,両参与──ああ参与が1人答弁を終えられたのかもしれませんね,さっきまで岩崎参与と高塚参与が2人並んでおられました。
そういうふうに,恐らく10年後はもっと違ってきていると思いますよ。もう本当に半分ぐらい女性がいらっしゃって。こうして議席の方を見ても,もう田畑さんなんかそれを実感されているんじゃないかと思うんですが,(笑声)本当に女性の進出というのが当然で,もうあえて言う必要がない,そういう時代になっているんじゃないかと思うんです。
それからついでに,私これを持ってきました。私の愛読書であるビッグコミックオリジナルという本ですが,ここにおもしろい漫画があります。逢坂みえこさんという方がかかれている「火消し屋小町」という,女性消防士を主人公にした漫画です。おもしろいですから,ぜひ見ていただければと。雑誌の宣伝をするわけじゃないんですが……(発言する者あり)ああそうですか。これちょっと古かったんで,新しいものを持ってくればよかったですね。
これは女性の消防士が縦横無尽に活躍をするところを描いていて,非常におもしろいんです。そういう活躍をしていただきたいんですが,採用されないことにはできない。しかも,5年間で2人ずつの採用だったら,今10人しかいらっしゃらないんです。10人では,なかなか職場でのローテーションみたいなものも難しいと思うんです。だから,彼女たちに十分に力を発揮していただくためにも,採用をぜひ続けていただきたいと思うんですが,なぜ採用がとまっているのでしょうか。もしこのまま採用がとまってしまえば,もちろん士気にもかかわりますし,先ほど申し上げましたように,職場の環境にも影響が出てくるんじゃないかと思いますので,なぜかということをお聞きしたいと思います。
そして,仕事の中身についてもちょっとお聞きしておきたいと思うんですが,もちろん,女性だから花を添えるなんていう時代ではない。現場にもどんどん出ていっていただきたい。私がお聞きした話では,例えば救急のときに女性に来てほしいという,けが人というか病人……,どう言ったらいいんでしょうかね,言い方が難しいんですが,女性の救急士だったらよかったかなというようなことを言われる方がいるやに聞いております(発言する者あり)それはね。
これもまた言い方が非常に難しいんですが,例えば事故の現場なんかで血が大量に流れているけれども,意外と女性の方が,少々血が流れていても平気でやるというようなことがあって,やっぱり看護婦さんに女性が多いのはそういうことかなと思ったりするわけです。
いずれにしても,そういう事故の現場であろうが病気だろうが,女性が行っても男性に劣るとは全く思いませんし,男性以上の仕事と言ったら,また男性の方がひがんでもいけませんから,男性と伍した仕事,同じような仕事ができると思いますので,そういう意味でも,採用も大切ですし,仕事の中身の方も十分な配慮をしていただかなくちゃいけないなと思います,これが本意ですからね。この辺がどうなっているのかということを,消防局長にぜひお聞きしておきたいと思います。
それから,最後になりました。これは非常に難しい問題で,ちょっと発言をするのがどうかなと考えながら……。もともと私はここ2年間監査委員をさせていただいておりまして,質問をするの自体が非常に難しいなと,どうしても意識するもんですから,言いたいことの大体10分の1も言えるか言えないかという感じで,発言を控えさせていただいておりまして,そういう本当に監査に関係しかねないようなことはなるべく控えていたんです。ただ政務調査費につきましては,私自身,間もなく任期が切れることもありますが,議会議員として活動する基本の問題でございますので,ほかの方聞かれるかどうか知りませんが,私もこの機会でないと聞けませんし,今は条例が提案されているときでございますので,あえて聞かせていただくことにいたしました。
地方自治法の改正によりまして,正規にといいますか,調査費が認められることになりました。これはいいことだと思います。ただ,市民の皆さんから,これは裏報酬じゃないかとかといった批判があることはよく承知をいたしておりますが,そういった批判を受け入れるんじゃなくて,正々堂々と使いたい,こう思っておりますので,特に市民の皆さんからの批判を受けることのない条例であるかどうかという意味で,ちょっと質問をさせていただきます。
中でも,市政調査費については要綱で支出をしておりましたんですが,その要綱より後退しているのではないかという批判がありますので,そこについては非常に気になっております。要綱には存在していた不当支出に対する返還請求について,新条例には同じような規定が存在しないという批判があるわけですが,これについてはどう答えられますか。
また次に,使途を明確にするために,領収書などの証拠書類を添付すべきだが,この条例にはそれがないという批判がなされているわけですが,どういうふうに答えられますか。
それから,この政務調査費の13万5,000円という額は,以前の市政調査費と同じ額なわけです。
私もちょっとだけ調べてみました。たくさん調べてもいいんですけれども,大体まあちょっと調べれば傾向はわかりますから。県は35万円の調査費が出ることになっています。それから,きのうの新聞でしたか,津山市はこれまで3万5,000円だったんだそうですが,5万8,000円になるそうです。この機会に増額した。県は変わらないそうです。それから,倉敷も14万円で岡山より多いんですが,これは変わらないそうです。それから,堺市は,岡山市と同じ中核市なんですが,これは30万円で,今後も変わらないそうです。そして広島は,ちょっと大きい政令市なんですが,34万円で,やはり変わらない。ところが熊本は,同じ中核市なんですが,14万円が今度は20万円になるそうです。
ですから,やはり我々も必要なものは必要なものとしてちゃんと使いたいと思いますが,額について,どうしてこの前と同じなのかなということもありますので,この辺をお聞きしておきたいなと思います。
ということで,第1回目の質問を終わらせていただきます。(拍手)
◎市長(萩原誠司君) 政務調査費ですけれども,答弁を作成している担当の職員が,これは議会で答えてほしいなという話をしていたぐらいでありますので,もともと議会との共同作業でこれができているということは,まず市民の方々の前に,広く申し上げておきたいと思います。
今,羽場議員からもありましたけれども,当局としても,議会の方々がきっちり活動して,議会の質問に生かしていただくとか,あるいはいろんな政策提案をするための政策の芽をいろんなところから拾っていただく,あるいはつくっていただくことについて,私は広く歓迎したいと思います。
特に視聴者の皆さんにも申し上げておきたいんですけれども,そういう意味で,私は全国すべてをつぶさに見たわけではありませんが,全国の市長会などでいろんな市長さんと話をする中で,岡山市の市議会は非常に活発にそういう活動をしていただいているという実感を持っておりますので,ぜひとも御理解を賜りたい,まずそういうふうに申し上げておきたいと存じます……(発言する者あり)まあ御辞退されるのは御自由でございます。
次に具体のお尋ねでございますけれども,不正支出はできない,してはならないという規定がございます。加えて,これは条例の別の条項なんですけれども,残余金は返還していただきたいとなっています。したがいまして,不正支出ができない。したがって,もしあったとすれば,それはもう要するに残余金の中に繰り込まれるわけですから,当然返還になるというふうに条理分析をしておりますので,これは御心配には全く及ばないと思います。議会としても正々堂々とやっていただければと思います。
それから,使途の明確性でございますが,目的別に分類した収支報告書の提出と保管を義務づけておりまして,これは相当前進をしております。この辺はパブリックコメントをいただきながらやりました。領収書の添付については,義務づけはしておりませんけれども,収支報告書の備考欄に,使途をより詳細に記載するなどの工夫を凝らしていただきたいと思いますし,市民への情報公開につながるものと考えます。各会派で領収書等を保管をしておりますけれども,それを自発的に公表されることについては,当局としてはとめるつもりもありませんし,歓迎をいたしたい。これは施行が非常に重要なんですけれども,議会の皆さんと我々が一緒になって,それぞれ各会派も責任を持ちながら施行をしていくわけであります。市民の方々にもぜひとも御関心を持って,注視していただきたい,そういうふうに思います。
それから,額についてでございますが,これも議会で随分お話をした上でこういう額になっています。要らないという声もあったやに聞いておりますし,もっとくれという話もありますが,まあこれでとりあえずスタートをしていこうじゃないかというところで,市民の方々にも大まかに言うと御理解をいただいたということであります。ぜひともこの線での御議決を賜りたいと思います。
それから,いろいろ調査をされておられたようですが,県内にはゼロというところもあるということでございまして,いろんな差があります。そこはそれぞれのまちの事情に応じた決め方ということで,岡山市としてはこの金額が妥当である,あるいはこれで非常にいい成果を上げていただいているというふうに私どもとしては考えております。多分議員もそんなに御異論がないんじゃないかと思います。どうぞよろしくお願いします。
◎環境事業局長(中山正汎君) 岡南環境センターの使用継続についての一連のお尋ねについてお答えいたします。
生ごみの資源化をなぜ行えないのか,資源化をすれば減量になるのに,なぜ燃やすのかというお尋ねでございます。それにあわせて,組成分析のお尋ねでございます。
まず,生ごみの組成分析につきましては,水分を含んでおるため,重量比では55.8%でございます。それから,容積比ではぐっと落ちまして,9.6%でございます。
さらに,粗大ごみの中で,家具類等の木材の占める割合は,重量比で15.44%でございます。容積比では,21.22%となっております。
生ごみの肥料化・飼料化につきましては,確かに資源化として有効な方法であるということから,私どもも研究しておりますが,議員御指摘のように,山形県長井市や県内でも船穂町,牛窓町──牛窓町は試みましたがやめたそうであります──など実施したり試みた自治体がございます。しかし,生ごみの中には防腐剤,添加剤などが含まれていることと,不適切な分別によりまして異質なものが混入するという可能性がありまして,安全性を確保するためには前処理が必要でございます。
さらにもう一点,需給──いわゆる需要と供給──のバランスが長く維持できるかということで,例えば船穂町などは,ストックがずっと積み重ねてあるという状況があります。そのような解決しなければならない課題が多く残されております。小規模な範囲での試みは可能であるといたしましても,大規模に,多量にこの方法で資源化を一度にするということは,非常に課題が多く,まだまだ研究を要するものと考えております。
次に,粗大ごみの中の木材をなぜチップ化しないのかとのお尋ねでございますが,粗大ごみに含まれる木材のチップ化につきましては,家具類等,木材を含む製品のほとんどがビニール系,アクリル系などの塗装処理がなされております。これらをチップ化して保湿剤,肥料化することは安全性から問題があると考えておりまして,これらを解決する方法として,前処理をするとなれば,新たな施設整備を要することなどからコストを要しまして,現段階では熱転換などのサーマルリサイクルと溶融スラグ資源化の方法として焼却処理することといたしておりますので,御理解をお願いしたいと思います。
次に,東部クリーンセンターの中でのリユースプラザについてのお尋ねでございます。
リユースプラザの増設についてのお尋ねでございますが,リユースプラザの方針は,昨年11月議会の下市議員の御質問にもお答えしたとおりでございまして,施設の増設につきましては,東部リサイクルプラザの経緯を踏まえながら,西部にもリサイクルプラザを計画したいと検討いたしておりますので,その中に位置づけをしてはどうかという検討を現在いたしておるところでございます。
次に,豊成の跡地の問題でございますが,豊成のリユースプラザの土地につきましては,同じように昨年の11月議会において御答弁申し上げましたように,敷地面積が狭隘であるということと,当該土地は都市計画法上の住居地ということでございまして,都市計画決定を受ける上からでも,ここにリサイクルプラザ,リユースプラザを設置することは非常な困難性が予測されます。建設を変更しなければならないと考えておりまして,この場合,跡地の利用の見直しと中間処理施設リユースプラザの設置につきましても,市の財政の圧迫を緩和するような手法として,すなわちPFIなどを含めて検討してまいりたいと考えております。
一般廃棄物処理計画についてのお尋ねでございます。
一般廃棄物処理計画は,廃棄物処理法第6条第1項に基づきまして作成するものでございまして,5年ごとに見直しするものでございます。今回の見直しは,資源循環型の形成に向かっての理念を念頭に入れて作業に入っておるところでございまして,これは廃棄物の排出量,経過,推移,人口比率,経済動向,産業構造の要件を分析しながら,5年間のスパンの処理計画を策定するものでございまして,その専門的なノウハウを持つ専門コンサルタントへ委託いたしております。この中で勝手に数字をつくり上げれるのではないかということでございますけれども,そういうように意図的に数字をいらうことは一切できませんし,また行おうとも思っておりませんので,御理解いただきたいと思います。
以上でございます。
◎都市整備局長(西崎日出男君) 公園や街路樹等から出る葉っぱや小枝の使用についてのお尋ねでございます。
まず,現状をちょっと報告させていただきますと,これらの工事から年間約1万4,700立方メートルの植物性廃材が発生いたしております。平成5年度から,このうち約5分の1に当たる3,000立方メートルについてはチップ化し,公園等のマルチング材としての利用と,一部改良土として再利用し,ごみの減量化に努めているところでございます。全量をチップ化するためには,リサイクルコストが余りにも高額であること,また利用先の確保及び商品化に要する作業場所や品質の確保等,解決しなければならない課題は多くございます。今後,ごみの循環型資源化が問題になっている中で,植物性廃材について,さらなる緑のリサイクルシステムの構築に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
一方,植物性廃材の抑制について,今後,剪定のあり方や樹木の種類などを見直す中で,鋭意研究してまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
◎下水道局長(平林正行君) ごみと下水道汚泥の混燃の件につきましてお答えいたします。
下水道汚泥の発生量は,下水の整備とともに年々増加しておる状況でございます。これを経済的で,安全かつ安定的な処理方法を,できれば複数確保しておくことが重要だと考えております。現在の処理・処分の方法としましては,埋立処分,それから水島クリーンセンターでの焼却処分,さらに今年度から始めましたセメント原料化,コンポスト化ということで,4つの方法で処分をいたしております。
しかし,将来的には,埋立処分地については,処分地の確保が年々困難になってまいりますし,また水島クリーンセンターでの受け入れにも限界がありますので,安定した処理方法の一つとして,一般ごみとの混燃を検討しているところでございます。量的には焼却施設に支障を及ぼさない範囲ということで,下水道汚泥の受け入れをお願いしているところでございます。
以上です。
◎教育長(玉光源爾君) 議員さんのお尋ねの給食から出る生ごみの問題と,それから牛乳の瓶の問題でございます。
なぜできないのかと,今言われておるんですけれども,私も何とかしなければならんと思っておりますが,どうにもなっていないというのが現状なんです。といいますのが,毎年6月に食べ残しの調査を実施しておるわけです。給食残滓ですが,1日にどのくらいあるかといいましたら,小・中学校で約3,900キログラムあるわけです。1人当たりにすれば少ないんですけれども,全体を寄せ集めてみると,3,900キログラムあるわけなんです。
それで実際に学校では,ほとんど焼却処分にするように出しておるんですけれども,一部では例えば野菜くずについてはウサギとか鶏,そういうもののえさとしてやったり,それからパンの残りは池の鯉なんかにやったりしている。しかし合わせても,これはごく少量なんです。それで,焼却しておるというのが現状であります。
それから,何校かについては,養豚業者の方に取りに来ていただいておるという例があるわけです。
それから,11年11月でしたが,50校でコンポストを約130基,設置させていただいております。この利用状況はといいましても,これがまたうまいこといっていない。といいますのが,一つにはにおいが出るから,学校という場所の問題があるわけです。そういうことで,要するに目的に合った使用というのが非常にできにくいということで,実際多くの学校では,例えばウサギのふんとか鶏のふんとか,それから枯れ葉なんかを入れて堆肥にしておるというのが現状でございます。
それから,1校について残滓処理機を入れておるんですけれども,これはまだ日が浅いので,その結果が出ておりません。けれども,塩分を含んでおるということを言われております。
以上が生ごみの現状であります。
それから,牛乳の瓶の件ですけれども,実際には各学校でといいますか,岡山県では瓶にするようにという指導はされておるんですけれども,我々もそうしなければならんということがあるんですけれども,瓶ではなくて,パックの牛乳しかできないという業者の方もかなりおられるわけなんです。それで,実際に瓶を使用しておる学校といいますのが,小学校では59校──全体の69%に当たります,それから,中学校では19校──59%に当たる学校で瓶入りの牛乳を利用しておるという現状でございます。
以上でございます。
◎消防局長(上池郁夫君) 女性消防士の採用につきまして一括してお答えいたします。
職員の採用に当たりましては,平成7年度から男女の区別をなくして,競争試験を実施しております。女性につきましては,平成11年度までに10名採用してまいりました。12年度以降の採用予定者につきましても,男女の区別なく試験を実施しており,今後もその予定であります。競争率は毎年大変厳しくなってきておりますが,12年度,13年度につきましては,総合成績の結果により,女性職員の採用がなかったものであります。
女性消防士の士気につきましては,毎年行っております職員の意向調査を見ましても,現在の職場でさらに研さんを積みたいとか,あらゆる業務を経験したいと,大変前向きな姿勢で業務を遂行しております。
業務内容につきましては,平成12年4月1日から3名の女性職員を消防情報通信センターに配置し,交代制勤務を行っており,119番通報の受け付け,各署所への出動指令など,まさに消防の最前線の業務を遂行しております。そのほか,予防係にも配置しており,その内容は予防査察,自主防災組織の指導,育成等,直接市民に接するところでやりがいを持って業務に当たっております。将来的には,各署での交代制勤務ができるよう,職場環境を整備して,現場活動にも従事させていきたいと考えております。
以上でございます。
◆(羽場頼三郎君) それでは,予定どおり再質問をさせていただきたいと思います。
今の各責任者の答弁でもおわかりになったと思いますように,岡山市はまだまだごみの資源化・減量化に,これでもうやり切っているというところはないですね。
例えば,先ほど生ごみのことで言われました。学校ではやはり残飯というか,残滓と言っているんですけれども,そういうものが出ている。出ているけれども,先ほどもありましたように,それをコンポスト化するにはいろんな防腐剤が入っていたり,いろんなほかのものが入ったりしたら心配だということ,少なくとも学校給食の方じゃないはずですよね。学校給食ではちゃんといいものを出しているわけですから,それの食べ残しだったり,もしくは調理のときに出てきたものだったら,そんな心配をするようなものはないはずですから。それだったら,ちゃんと僕は飼料にもできるし,それから肥料にもできると思いますよ。
それから,コストのことも言われましたね,コストがかかるからと。私に言わせればですよ,岡南環境センターを継続使用するために大体40億円かけると言われているんですよ。そんな40億円ものお金をかけるんだったら,むしろ資源化や減量化をするために使った方が将来の市民のためになると思います。そうじゃないですかね。議会の最初の質問で垣下議員が言われたように,やはり将来を見据えて,子どもたちのことを考えて我々も政治をやっていかなくちゃいけないということからすれば,ぜひこれは考えていただきたいなと思います。
それ以外にも,これはまあ最初に申し上げたんですが,資料の説明をやっとかなくちゃいけないと思うんです。御存じだと思いますが,この19番の,「食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律」というのが昨年の5月にできているんです。そういう食品類については再利用しようということで,国全体の合意なんですね,これは。それで,20番にも「事業者および消費者の責務」もあるんですが,もう時間がありませんから,26番のこの「地方公共団体の責務」というところを見てください,一番最後のところです。「区域の経済的社会的条件に応じて再生利用等を促進するよう努めること」と。そういう意味では,岡山市もこれはやらなくちゃいけないんですよ。生ごみの再生利用を図ること,これはぜひやらなくちゃいけないこととして受けとめていくべきですよね。その意味で,環境事業局長もそれから教育長も,ぜひここで考えをそちらの方向へぐっと向けていただきたい。そういう決意があれば聞かせていただきなと思います。
それから,これは今のこの問題に関して市長に苦言を呈することになるかもしれませんが,岡南環境センターを継続使用するということをさきの議会で言われたわけですよね。あれをそういうふうに決めたというふうに言われていますが,これはね,市民参加という意味からすれば,そういうふうにしたいんだ,岡南環境センターを継続使用したいんだというふうに提案をしてくださればよかったと私は思う。それでいろんな議論があって,そのためにはこれだけのコストもかかるかもしれない,しかし資源化するにはこういうやり方もあると。そういうやり方の中で,市民の皆さん,このままやっていけばごみがふえますけれども,それでいいんですかということで,まあどうしてもやらざるを得ないんだったらやむを得ないということで,市全体の意見にするということがよかったんじゃないかなと私は思います。
そういう意味では,そういう手法といいますか,それについてもぜひ……,まだ物事が動いているわけじゃありませんし,お金を使っているわけじゃありませんので,今からでもやろうと思えばできますから,そういうことがもしできるようでしたらぜひお願いしたいと思います。
それから,先ほどちょっと申しそびれたんですが,局長の前の答弁の中で,新たな建設計画をしたら,計画してから5年かかるんだと言われたんですよね。あれは新たにつくればそうなんですよ,確かに。都市計画決定からなんかすればね。だけど,今言っているのは休止をするということですから,岡南環境センターを一たん休止して,極力肥料化などの努力をして,それでもだめだったらやればいいんじゃないかなと思います。
それから,消防士については,これだけはどうしても言っておこうと思うんですが,試験の結果だと言われるんだったら,試験の結果を明確にすりゃあいいんですよ。その試験の内容がこういう内容で,総合点からいったらAさんは何点,Bさんは何点,Cさんは何点は何点,Dさんは何点で,ここで切りましたというふうに言われればわかるんですよね。試験のそういう明確化についてはどういうお考えなんでしょうか。そうやれるんなら,これもぜひ実際にやっていただきたいなと思います。
これだけにしときましょう。
◎市長(萩原誠司君) 試験については総務局長が後で,全体の方針の中でお答えしますが,ごみ問題についての議員の熱心さについては非常に感服しております。まあ方向性として同感なところが非常に多いんです。その点はまず申し上げておきます。
次に,給食などについてもう少し,学校現場もあるんですが,市全体でどう思っているかというと,まずその食べ残しを減らすことをやらにゃあいかんと思っているんです。残すことを前提に,それをごみにしろとか,肥料にしろとかというのもいいんですけれども,なるべく食べ残しが減るような,例えば自校炊飯とか,何ちゅうんですか,米炊いたりしていましたでしょう,あれはやっぱり効果があるんですよね。それから,民間の方でやっていただいても,現実に食べ残しが減っていますしね。そういった努力をする中で,食べ残しを減らすことの方を僕はまず第一に考えにゃいかんのじゃないかとは思うとります。だから,これは議員の御指摘と同じなんですけれども,今後ともずっと食べ残しがあるということを前提にいろいろやるというのもあるんですが,まずはなるべく食べ残しを減らそうと。
それからもう一つは,学校給食の話は教育長がちょっと触れましたけれども,肥料にどうも向かんというのは福田中学校の実験で出つつあるんですわ。というのは塩分の問題なんです。塩分があるもんですから,どうも肥料的な問題にならんということが出つつあるもんですから,ちょっと前に行きにくいんですよ。植物がつらがるんです,どうも。そういう問題です。
それから,食品などにつきましても,市場から出るあらをどう処理しようかとか,いろいろ具体にいろんなことに今取り組まさせていただいています。総量が多いもんですからまだまだ目に見えてこないんですが,地方自治体の責務として,食品等に関する再利用というものを具体的に,まあ私どもの言葉で言えば例のサステイナブルな形で進めていくための努力は一生懸命やっていきます。その点,またいろんなお知恵があれば教えていただきたいと思います。
岡南につきましては,これは市全体の,ほかの政策の関係もあるんですが,例えば,思い起こしますと,岡南の温水プールの熱源をどうするんじゃとか,いろんな話があります。それから,東部に持っていくのに,どの辺から持っていかにゃいけんのかという交通の問題,交通による汚染の問題とか,排気ガスの問題とか,運賃の問題とか,いろんな問題がある中で,考えを先般聞かれて,我々の考えとしてはこれは残した方が総合的に見て合理性が高いよという考え方を示したわけであります。その後,いろんな検証をしておりますが,その検証の中で,全体として見るとやっぱりいいんだと。
ただ,これは議員が御指摘になっておられるごみをふやす政策ではございません。ごみを減らす政策はまた減らす政策できちっとやっていく,そんなふうな考え方になっているという,そういうことで御理解をいただきたいと思います。
◎総務局長(橋本豪介君) 先ほどの試験の公開の話がございましたが,来年度,岡山市で実施いたします採用試験の結果につきましては,本人からの情報の請求があれば,本人の成績を開示するということで現在準備を進めておりまして,これはもちろん消防職員も含めまして市で実施いたします採用試験全部に適用するということでございます。
なお,細部にわたっては,もう少し詰めをさせていただきたいというふうに考えております。
◆(羽場頼三郎君) 総務局長さん,本当に試験をオープンにするということは非常にいいことでございますので,注目をして見守りたいと思います。
それから,先ほど給食の食べ残しの話がありましたが,食べ残しはそうなんです,確かに塩分があるかもしれませんが,給食から出てくるのは必ずしも食べ残しだけじゃなくて,やはり調理をした際のものなんかがありますので,こういうものは肥料化が非常にしやすい。
それから,教育長,牛乳の紙パックですけれどね,今非常に難しい給食の民間委託なんかしようとしているわけですよ。紙パックの問題ぐらいは片づくんじゃないかと私は思いますね。これは県がそういうふうに瓶でしろということは,業者の方にもそういうふうに仕向けなさいということなんですよ。ですから,業者がたまたま紙パックしかありません,そうですかといって黙って引き下がることはないと思いますね。やるんだったら,ほかの業者の瓶でつくっているところにやってもらえばいいんですから。そういう意味で,私は教育委員会もその姿勢については明らかにしていただきたいと思いますので,もし答弁できるようでしたらお願いいたします。
◎教育長(玉光源爾君) 今の牛乳の瓶とパックの問題なんですけれども,実際には県が業者の入札をしまして,それぞれのところへ業者が決まってくるわけなんですけれども,確かに議員が言われたそのことについては,私もよくわかります。だから,指導はしていかなければいけないんですけれども,現実に紙パックでなかったらできないという業者の方もたくさんおられるわけでして,だからこの点についてはこれからも,何も言わないということではなくて,改善の方向で努力しなけりゃいかんということは思っております。
2001/03/07 |