「玄徳茶」は岡山県美作市の吉岡さんが、四国山脈の奥地・高知県大豊町で珍しいお茶を生産している農家・小笠原さんを訪ね、生産方法を学び、玄徳茶を平成9年8月、完成させたものです。
■玄徳茶の特徴
お茶は製造方法により、玉露茶、煎茶、番茶等の「無発酵茶」と、烏龍茶、紅茶等の「発酵茶」に区分されます。
この「玄徳茶」は発酵茶で、世界的にも珍しいお茶の一つです。このお茶は生茶葉を蒸した後、2回発酵させます。一次発酵では、好気性発酵を二次発酵では嫌気性発酵を進行させることにより、渋みが消え、酸味が生まれるほか様々な有益な反応物質が生み出され、健康によい、幽玄な味の「玄徳茶」になります。
■玄徳茶のおいし飲み方
飲用にあたっては、水2リットルに約7グラム(茶葉の固まりを2〜3個)の割合で、土瓶(やかん)に入れて沸騰しない程度にゆっくり煮出すのがポイントです。出来れば15〜20分煮立てるとよいでしょう。そうすれば、発酵茶に含まれる有効成分がたくさん溶け出してきます。
このお茶は、紅茶と同様の発酵茶ですから、そのまま飲んでも酸味がありレモンティの味わいがあります。また、砂糖を少量入れて冷蔵庫で冷やしておけば独特の清涼飲料水が出来上がります。塩水にも合いますし、茶粥に利用してもおいしく召し上がれます。 |
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