しんそう療方とは

優しく曲げたり伸ばしたりのソフトな操でやることは至ってシンプルなのですが、多くの方によく不思議がられたり驚かれたりされます。

もちろん多くの方に喜ばれてきました。

時には奇跡を起こしたなんて思われることもあり、時には涙を流して感動されることもあり、また「今まで受けていたものは何だったのか?」という声もあり…

しかし、しんそう療方はこれまでの療法とは身体に対する着眼点もアプローチ方法が全く違います。

しんそうは症状や痛みの出る場所には焦点を置いていません。

もちろん症状を治して欲しくて来られるのですからそれを無視するわけではありません。

しんそうが焦点に置いてるのは症状や場所ではなく、症状を起こす形や動き、つまり構造や仕組みの問題です。

症状や痛みの出る場所は構造や仕組みの問題を調べるためのヒントや情報の一つに過ぎません。

例えば痛い、こる、痺れる、重い、疲れやすい…

場所でいえば頭、首、肩、背中、お腹、腰、膝、手、足…

どこか具合の悪いからだは必ず左右のバランスがズレていて、身体全体を歪めて動きます。

なぜなら不調になった身体は生きて動く構造や仕組みに問題が起きているのです。

例えば立つ、歩く、座る、起き上がる、物を持つ、曲げる、伸ばす、捻るなど…、動くときに痛みが出たり、動くのが難しくなったりします。

またこれといった病気を特定できなくても息苦しい、動悸がする、食欲が出ない、便秘や下痢、生理がきつい、眠れない、冷える、のぼせる、めまいがするなど…、生きるための機能面が不調になるという見方もできます。

身体のどこが悪くても全身が動きづらく、それは誰もが経験しているのではないでしょうか?

力学的にいって構造通りに動かなくなった身体で動こうとするから歪めて動き、動くことに無理があるから痛くもなるのです。

また全体の構造がおかしくなると全ての機能に影響を与えます。

構造や仕組みに問題があれば痛い場所にどんなことをしても、根本からは良くなることがありません。

しんそう療方(R)は全身の動きをつくる手足を無理のない動きで軌道修正することにより左右のバランスを整え、全身を構造通りの形に戻す療法です。

本来、人のからだは痛みもなく自由自在に動け、健康に過ごせる構造に創られています。

基本的な構造を言うと筋や骨格は背骨を中心にして左右対称性に構成されており、力学的な原理からも右と左が同じ機能であってはじめて全身が自由自在に動けます。

また呼吸器、循環器、消化器といった内臓を含めたあらゆる機能は単独で働くことはなく、それぞれが相互に関係しあいながら一つの生命という機能を果たし、常に健康な状態を維持できるようそれぞれが役割を持って働いています。

それは身体が構造通りに動けるときに全てが本来の働きをします。

構造通りの形や動きで、例えば飛んだり跳ねたり自由自在に動けるときはどこも悪くないのが普通です。

身体が自由自在に動けるときは身体運動はもちろん呼吸、食事、消化、吸収、排泄、血のめぐり、睡眠など、生きることそのもが快適なものです。

理科室にあった人体模型を思い浮かべてください。

左右対称に作られた骨格で正常な身体の構造と全ての機能を説明をしています。

理科室の模型と同じ状態、つまり構造通りの正常な形であれば痛みもなく健康にも問題ありません。

しかし左右のバランスが崩れるだけで体全体の構造(動くシステム)がおかしくなり、全ての機能が正常に働きにくくなります。

重力のかかった地球上では身体は真っ直ぐに動くのが難しく、また真っ直ぐにしているようでも力学的なストレス(歪める力)が全身にかかっています。

左右の筋が同じ力で身体を支えられないと体はどちらかに傾き、背骨も骨盤も全身すべてが歪んでしまいす。

器である身体全体、つまり構造が歪むと(すぐに病気になるわけでないにしても)筋骨格系はもちろん、内臓も含めたあらゆる系統が機能低下を起こします。

また人間はある見方をすると、生きていることそのものが重力に逆らって動くことであるとも言えます。

身体のどこが悪くても全身が構造通り自由自在動ける状態に戻すということ…、それこそが生きたからだを治すという本質なのです。

人体の基本の構造には痛みもなく、内臓も含めたあらゆる系統が正常に機能するように設計されています。

そのためには左右のバランスが整いうことが不可欠です。

左右が揃い身体が真っすぐになるということは様々な機能が正常な状態に近づき、痛みも消えて健康が回復されていくことを意味します。

実は歪みを治すということは左右のバランスを整えることであり、生きていく条件を整えることでもあるのです。

最近は「歪み」という言葉が氾濫していますが、左右のバランス、つまり体の全体像が整ってはじめて背骨や骨盤の歪みが整うのであり、単に背骨や骨盤だけをを無理な力で矯正しても歪みは良くなりません。

しんそう療方は悪い部分に何かをするのではなく、からだ全体を本来の構造通りの形や動きに整えることで悪い部分も解消されると考えます。

その場で楽になる方、良くなるまでに何度か通う必要のある方、個人差や違いはあるでしょうが身体が基本の構造、つまり元気な時の形や動きに戻しさえすれば症状は改善へ向かうでしょう。

症状、悪い場所、程度や既往歴、年齢なども皆それぞれ違うでしょうが、もしもお困りでしたら、まずはどんなものかお試しいただき、少しでもお役に立てることがあれば…と思うのです。



※形(歪み)を整えると施術前後の変化は目に見えます。↓↓↓
背中、骨盤の歪み
くの字に曲がる体
背中の出っ張り
猫背
バンザイの左右差
顔の歪み
首の回転
膝、腰の痛み
O脚、股関節痛
前後左右の歪み
骨盤と背骨と中心



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