『親父、泣かす。絶対泣かす』
「って、大きな事を言っていた割には、俺に鳴かされているのは『どこのどいつ』だろうな」
「やっ……動か……さないで………あぁっ」
新聞見開きの胡座姿勢でくつろぐ南次郎の膝の上には、色っぽい表情で喘ぐリョーマがいた。
沸き起こる快感の波に、リョーマの身体が過剰反応を示す。
「何言ってやがる。動かねぇと、終わらねぇだろうが。それとも、自分から腰振ってみるか?まっ、俺はどっちでも良いぜ。逝く回数はお前の方が多いんだから」
「なっ……」
「でも、先に何回も逝かれるのも腹立たしいな。おっ、良い物が有るじゃねーか」
父南次郎が取り出したのは、色気も何もないただの紐一本。
それを楽しげに手に取ると、リョーマ自身に結び付ける。
「やっ・・・やめろ・・・親父・・・解け・・・」
突然の事にリョーマが苦痛の声を漏らす。
娯楽に染まった南次郎が、止めるはずもなかった。
「俺をあと五回以上楽しませる事が出来たら、これを解いてやるよ。但し、此処で銜えたままでな」
南次郎の指先が、リョーマとの結合部分に触れる。
「極上な感触だな。狭い此処に俺の大きな息子がすっぽり入るんだから」
オヤジ的発言に、リョーマの頬が紅潮させ、半瞬後には声を張り上げ怒鳴り上げた。
「冗談じゃねぇよ。何で俺が親父の性欲処理の犠牲になるんだよ」
「そんな俺に感じてるのはお前だろ。文句言わずに腰振りな」
そして、リョーマは「テニス」でも「愛の確かめ方」でも、父・南次郎に勝てないのであった。
※コメント
超単文小説。アニメ第○話のリョーマの言葉で妄想。(危険人物)
私の中でこの言葉が、パパさん×リョーマへの誘い言葉に聞こえてしまいました。
初の近親相姦・・・というより、親父ショタの世界・・・やばいよ自分
書き始めたのが、該当する話の直後だったはずなのに・・・
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