小話その3
〜ひどいぜラクシュ!の巻 in TV version〜


えー、天空戦記シュラトのヒロイン、ラクシュの話です。
なにかと敵にどつかれたり、突き飛ばされたり、斬られたり、
いままでみてきたアニメの中で5本の指に入るのではないか、と思ったぐらい
(ヒロインにしては)扱いの酷かったラクシュですが、
そのけなげな行動にジーンときた人は少なくないと思います。

さあ、思い出してみましょう。

第1話、いきなり豹変してしまったガイに立ち向かうラクシュ。
そして玄武殿での戦いで、シュラトを守るためにダンの前に立ちはだかったラクシュ。
さらには蓬莱山でソーマの泉に入ったラクシュ。
シュラトたちに負けず劣らず、彼女もがんばっとるんだなあ、と頼もしく思ったものです。
先日、もう一度「シュラト」を見直したときのこと。
相変わらずのラクシュの頑張りっぷりに私は涙しておりました。
そして話は進み、シュラト達は天空樹にたどりつき、私的山場に差し掛かったのです。

第20話「うばわれた必殺技」。
真打・アカラナータ大先生の登場であります。

圧倒的な力の差の前に、窮地に立たされるシュラト達。
アカラナータとの修羅魔破拳の打ち合いの結果、力尽き倒れてしまったシュラトを守るべく、
ラクシュは勇敢にアカラナータに立ち向かうのですが・・・

そこで彼女のとった行動が、石を投げること。

止めを刺そうと近づいてくる相手に向かって、「くるなーーーっ!」と必死に叫びつつ、
とにかく手当たり次第に投げる投げる!
とはいえ、アカラナータはといえばしっかりと結界を張っているので、もちろんそれに当たることはなく、
哀れラクシュは「邪魔だ!」と放り投げられてしまうのですが・・・

それにしてもラクシュよ。石を投げることはないだろう…。
こういうときにこそ、ダンにやったみたいに、
「あたし、シュラトのためだったら誰よりも強くなれる!!」
とはいかなかったのですか。
そうなれば「ヴィ、ヴィシュヌ・・・!?そんなバカな!」とか何とかかんとか、
アカラナータの方もいろいろ盛り上げてくれたに違いないのに。
(でもきっと「ええい、どけッ!」って投げられる)
まあ、それまでのくだり(シュラトたちのやられっぷり)もなんだかヤラセのような展開だったので、
シリアスな展開はお呼びでなかったのかなーとか、それ故、彼女も勢いでやってしまったのかなー、などと考えてはみたのですが・・・それにしてもあんまりです。
小説版では展開が大幅に変わったため、このシーンは無かったのですが、
小説版でこのシーンがあったら、彼女はやはり石を投げたのでしょうか。

個人的には立ちはだかるほうがいいなあ・・・。
皆さんはいかが思われるでしょうか?
これぞという展開を思いつかれた方は、是非、教えて頂けると幸いです。

---以上、小話でした。

<<back / next>>



戻る