「戸塚ヨットスクールを支援する会」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 |≫ 月 刊 | ≫ か ざ ぐ る ま 通 信 号外 |≫ 2002,3,3 \ ̄ ̄ ̄ ̄/ 発行:延武 眞美 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 |
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●マスコミの迷妄が生んだ暗黒裁判! 戸塚校長に懲役6年の実刑が確定しました。残念なことに、これで日本の教育再生は、また大きく遅れます。 19年前、小川真人の死亡事故を機に、マスコミは戸塚ヨットスクールへの総攻撃を始めました。その出発点で、彼らは大きなミスを犯しました。この事件の本質である「情緒障害問題」を調べなかったのです。 登校拒否や家庭内暴力が実際にどういうもので、それは精神身体医学的にどのように扱われているのか、といった基本的な事柄を「よく分かんないや」ですっ飛ばしました。 その結果、「体罰→暴力→死者発生→傷害致死→サディスト集団」という非常に単純明快で分かりやすく、しかし真実からはほど遠い図式が描かれることになりました。そして、単なる事故が暴虐の事件へと言いくるめられて行きました。 マスコミはヨットについても無知でした。戸塚ヨットのディンギー(1人乗り小型ヨット)は、特別設計されたもので、扁平な船体と大きなセール(帆)が特徴です。このヨットは、スピードが出やすく、しかも転覆しやすくなっています。そういう特徴が情緒緒障害児の訓練に適しているからです。しかし、そもそも情緒障害の何たるかを知らないし、ヨット訓練の何たるかも知らないのですから、そんなことは記者達にとって猫に小判です。 そうした間違いが次々と増幅され、やがて毎日新聞社の「暴虐の戸塚ヨットスクールキャンペーン」がスタートしました。 さらにこのキャンペーンを尖兵にして白痴的記事の洪水が起き、日本中のマスコミが馬鹿まっしぐらで突き進みました。そして、熱狂の渦の中、検察はロス疑惑以上の無茶苦茶なやり方で戸塚校長らを逮捕・拘留し、「傷害致死」で起訴しました。 それでも第一審の判決は比較的冷静でした。「実質無罪」だったのです(マスコミはそのことをちゃんと報道しませんでしたが)。第二審は、執行猶予なしの懲役6年という「まっしぐらな」判決でした(マスコミはとまどいました)。今回、最高裁は上告棄却により、その「まっしぐら判決」を支持しました(マスコミは自分達の犯した誤りの大きさに気がついているでしょうか…)。 戸塚ヨットスクール事件は最初から「ボタンのかけ違い」だったのです。 まず、登校拒否や家庭内暴力という現代病が激増しているという事実が厳として存在します。次に、その情緒障害児の更正にヨット訓練が驚異的な効果を発揮する、という事実があります。戸塚校長は、その事実を科学的に検証し、そこからより洗練された訓練方法を開発しました。現代っ子の誰にでも通用する画期的教育法です。 その教育訓練の過程で、病死と事故死が起きたのであって、「いたいけな子供を親の承諾無しで連れてきて、毎日殴る蹴るの暴行を加えて楽しみ、あげくの果てに殺してしまった」のではないのです。 事故を事件に読み違えてワイドショーに仕立てたマスコミ報道は、二重、三重、四重に間違っています。そのストーリーに合わせて完結編を書いた裁判所も大間違いをしています。 現在、年間12万人の登校拒否はこれから激増するでしょう。 家庭内暴力も、親殺しも、子殺しも、バスジャック少年も、宮崎勤も、酒鬼薔薇聖斗も、宅間守も、続発するでしょう。そうなるような科学的理由がある以上、必ずそうなります。 悲惨な事件が起きるたびに登場するのは、人間常識からかけ離れた解説をする評論家と、精神医学者と、「心の教育が大切です」などと言ってお茶をにごす文科省の役人と、教育委員と、おどろおどろしさだけを強調した記事を書きとばして売るマスコミ人と、自分には関係のないと信じたくて真実に目を向けようとしない人々…。そんなことばかりして誰も本気で子供を守ろうとしない! 裁判は終わりました。でも、間違いは間違い。懲役6年の実刑判決を言い渡した第二審(土川孝二裁判長)と、上告棄却でその判決を確定させた最高裁(福田博裁判長)を後世の歴史家は嗤うでしょう。ガリレイを罰した宗教裁判を現代人が嗤うように。 戸塚校長は、獄中から教育再生を訴え続けます。 スクールはコーチ達によって今まで通り運営されます。 「戸塚ヨットスクールを支援する会」も、石原慎太郎会長とともに、戸塚ヨットスクールの真実を訴え続けます。真実だけが歴史の重みに耐え得るからです。 戸塚ヨットスクールを支援する会 横田 建文 |
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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ※スクールは存続。4月以降の入校相談も受付けていま す。〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 「戸塚ヨットスクールを支援する会」 延武 眞美 (えんぶ まみ) 〒160-0022 東京都新宿区新宿1-36-12-707 TEL 03-3351-9757 FAX 03-3225-7922 wind@totsuka-yacht.com http://totsuka-yacht.com (戸塚ヨットスクールの真実を知ってもらうためのページです) |